パナソニック 中国・北東アジア社の社長 本間哲朗氏は2019年12月13日、報道陣との共同インタビューに応じ、あらためて中国・北東アジア(CNA)社設立の狙いを説明するとともに、2019年4月からの取り組みを振り返った。 パナソニックの中国進出の歴史 現在、パナソニックは中国において85社の開発、製造、販売拠点があり、従業員数は約6万人だという。中国地域の出荷額は約2兆円でこれは外資として中国市場に進出している日系企業としては「最大級だ」(本間氏)としている。 そもそもパナソニックと中国との関係は長く強いものがある。パナソニックの創業者である松下幸之助氏が、中国を改革開放路線に導いた鄧小平氏と1978年に会談をし、中国の改革開放路線を支持することを表明。1987年には実際に北京に第1号の合弁会社を設立して中国に進出。それ以来中国での活動を続けてきた。また、松下幸之助氏の経営理念などについて