上海・蘇州・無錫・嘉興・杭州などの都市を擁する江南地域は、長江の下流南岸に広がるエリア。その江南地域の人々が愛してやまない小吃といえば、餛飩(ワンタン)や葱油拌麺(葱油と醤油の和え麺:ツォンヨウバンミィェン)です。 これらは上海の代表的小吃といった印象が強そうですが、実は上海のみならず、江南広域の日常に欠かせない存在。 それを東京・大久保で食べることができる…! そんな朗報は同郷者の間を中心にたちまち広がり、「帰郷せずともこの味を食べることができて嬉しい!」「懐かしさがこみ上げて故郷へ帰りたくなっちゃったよ〜!」との声多数。 12席ほどの店内に、喜びや嬉しい悩みの声が飛び交うその店は、東京・大久保にある「蘇園餛飩(そえんワンタン)」です。 大久保の路地裏に店を構える「蘇園餛飩」外観。 看板商品の餛飩は、蘇州出身のオーナー・李文娟(リー・ウェンジュアン)さんの懐かしき家庭の味をベースに、アイ