NPO法人キッズドアの食料支援に対し、保護者や子どもたちから届いたメッセージ。「肉や魚をあまりたべていない」と切実な声が寄せられている=キッズドア提供 新型コロナウイルスの感染拡大が長期化する中、子どもの学習支援をするNPO法人キッズドアは28日、子育て世帯の家計や生活への影響についての調査結果を公表した。同法人が支援する世帯の6割以上が年収200万円未満で、半数以上が貯蓄10万円未満だった。食費にも事欠く世帯が多く、渡辺由美子理事長は「夏休みで学校給食がなくなると、子どもの栄養状態が悪化する可能性が高い。困窮家庭へ追加の現金給付を実施してほしい」と求めた。 同法人は6月26日~7月3日、高校生までの子どもがおり、コロナ禍の食料支援など同法人のサポート事業に登録する子育て世帯にアンケート調査を実施。1469世帯から回答を得た。回答した65%の世帯が2020年の年収が200万円未満。21年6