IOC(国際オリンピック委員会)が東京オリンピック開催をあきらめません、少なくともバッハ会長の発言はいつも強気。 コロナ禍が収束しない状況での開催が危ぶまれる中、マライ・メントラインさん(ドイツ公共テレビプロデューサー)は、日本で暮らすドイツ人として「マジで迷惑してます」と訴えます。ドイツのいかなる土壌から「ぼったくり男爵」が形成されたのか、解説します(以下、マライ・メントラインさんの寄稿)。 IOCのトーマス・バッハ会長は、そのあからさまな無神経発言によって、東京オリンピックの「公式悪役キャラ」の座をゲットしたといってもよい存在です。 彼はよりによってドイツ人であり、あの無神経さについては欧州あるある的な文脈から説明可能な面があったりするのですが、それを超えて、歴史的豆知識を恣意的(しいてき)に援用しつつ「これだからドイツ人って生物は信用ならんのだ!」みたくドイツ人全体に対する嫌悪感を煽
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