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ブックマーク / yamata14.livedoor.blog (24)

  • GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 1(上) : 徒然雑記

    【GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 1(上)】 川上稔/さとやす 電撃文庫 しょっぱなから513ページである。なんだ、AHEAD最終巻の半分じゃないか、と鼻で笑える人は相当の川上強者とみて間違いはないでしょう。 だが待ってほしい(某コラム風に)。かのリアル正方形文庫AHEADシリーズですら、その第一巻のページ数は386ページでしかなかったのだ。 その事実を鑑みるならば、果たして今後このGENESISはいったいどこまで行くのだろう。恐ろしい話である。 中身の方も、ページ数に負けず劣らずぶっ飛んでいる。自重という言葉をあらゆる意味で遥か昔に置き去りにしてしまっている川上先生ではあるけれども、まさか序盤20ページ近くを設定資料につぎ込むとは思わなかったですよ。巻末に用語辞典が載ってるは何度も見たことあるけど、巻頭に乗っけてるのは初めて見たさ(笑 だがしかし、AHEADはおろかCI

    GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 1(上) : 徒然雑記
  • もふもふっ珠枝さま! : 徒然雑記

    【もふもふっ珠枝さま!】 内山靖二郎/真田茸人 MF文庫J 祝! 珠枝さまご帰還♪ というわけで、【神様のおきにいり】シリーズの正統続編新シリーズ登場でありますよ! もふもふもふもふ〜〜〜〜〜 やっはーーー♪ やぱーりこのシリーズ、めちゃくちゃ好きだわぁ。メロメロの蕩れ蕩れナノですよ。 読んでる間中、キャラクターの愛らしさに目尻下がりっぱなし。物語の傾向が以前からだいぶほのぼのコメディにシフトしてる感じですけど、これはこれで素晴らしい。とにかく、作品の雰囲気と言い、文章のテンポといい、掛けあいのゆるさといい、登場人物のキャラといい、なにもかもが好きすぎてどうしようもない。 ああどうしよう、幸せだ〜。 心なしか、絵師の真田茸人のデザイン、というか塗りかしら? ちょっと雰囲気変わった? 以前よりもかなり好みな感じになってるんですけど。 珠枝さま、やたら可愛いし。ぶかぶかTシャツにスパッツという

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  • ばけらの! : 徒然雑記

    【ばけらの!】 杉井光/赤人 GA文庫 おっ、おい、おいおいおいどうしてくれるんだ、これ! もう、支倉先生がイヅナその人としか思えなくなったじゃないか! これから【狼と香辛料】を読むときに、どうすればいいんだ!? ホロに萌え、ロレンスに萌えた挙句に、その二人のコッ恥ずかしい掛けあいを必死に書き倒しているイヅナさんを想像して悶えろというのか!? ホロがパタパタと尻尾振ってるシーンを、イヅナがパタパタ尻尾振りながら書いてるんだぞ? ホロがい物を目の前に目を輝かせて涎垂らしてる場面を、「ヒカル、なあなあヒカル、書いてたらお腹すいてきたからご飯つくって〜」とか言いながら書いてるんだぜ? 挙句に、ロレンスが素寒貧になりかねない大ピンチを見事にひっくり返す名場面を、「ぎゃーー、リーマンブラザーズが死んだー!?」とか白目剥きながら書いてるんだぜ? ホロが色気たっぷりにロレンスを翻弄するシーンを、横眼で

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  • 徒然雑記 : 狼と香辛料 IX 対立の町(下) - livedoor Blog(ブログ)

    【狼と香辛料 Ⅸ 対立の町(下)】 支倉凍砂/文倉十 電撃文庫 いやあ、ブルった。怖い怖い、この人たち怖い。商人、怖い。 この狼と香辛料における<商人>という人種の化け物たちについては、そのしたたかさ、凄味、恐ろしさは散々味わったつもりだったけど、クライマックスでロレンスが逆転の種をもって駆け込んだあとの、エーブとルド・キーマンのあの直前までの出来事がなかったかのような振る舞いを見たときには、気で怖気がはしりました。 そこまで切り替えられるモノなのかと。 ここまでくると、金への執着とか強欲という次元の話じゃないんですよね。この二人の商人の在り様は、そういう低俗な欲望によってもたらされるものとはとてもとても思えない。 もはやこれは<商人>という生き物の能に近いものなんじゃないだろうか。それも、<人間>という生き物としてのナニカを削り落していった末に<商人>としてより純化していったような、

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