「Chrome 69」のユーザー追跡手法について懸念が生じていたことを受け、Googleは同ブラウザに変更を加えることを約束した。 ここ数日、異なるデバイス間で個人データを同期する手法と、Googleが閲覧行動に関するデータをCookieと呼ばれるファイルに保存する手法について、それぞれ批判の声が上がっていた。Googleの担当者は米国時間9月24日から25日にかけて、心配することはないとの姿勢を示しつつも、次期バージョンのChrome 70で変更を加えると発表した。 「この数日間にいただいた皆さんからのフィードバックを把握し、感謝している」と、Googleでセキュリティチームのリーダーを務めるParisa Tabriz氏はツイートした。 Googleは25日の夕方にブログを更新し、同社のインターフェースに新しい選択肢と説明文を追加するほか、ChromeのCookie保存に関するポリシーを
SSL証明書が「信頼されない」とHTTPSサイト表示時にエラーが生じる 最初に「SSL証明書が信頼されない」とはどういうことか説明しよう。 Chromeに限らずWebブラウザは、HTTPSのWebサイトに接続する際、SSL証明書が正当なものかどうか検証する。もし有効期限や共通名(コモンネーム)、発行元(認証局)などに何かしら異常が見つかった場合、アドレスバー左端のアイコンやブラウザペインにその旨のエラーを表示してエンドユーザーに知らせる。 この状態ではHTTPSによる暗号化は信頼できず、通信中に盗聴や改ざん、なりすましの被害を受ける危険がある。 つまり、近い将来、Symantecの認証局から発行されたSSL証明書を組み込んであるWebサイトに対し、Chromeで閲覧したエンドユーザーにはこうしたエラーが表示されるようになる、ということだ。Webサイト運営・管理側としては何としても避けるべき
VeriSignやGeoTrust、RapidSSLなどSymatec傘下の認証局が発行した証明書は、Chrome 66から段階的に無効化される。 米Googleは3月7日、同社が「信頼できない」と判断したSymantec傘下の認証局の証明書について、WebブラウザのChrome 66から段階的に失効させる措置について改めて説明した。失効対象の証明書をまだ使っているWebサイトでは、できるだけ早く対応するよう促している。 失効の対象となるのは、Symantec傘下の認証局(CA)のThawte、VeriSign、Equifax、GeoTrust、RapidSSLなどが発行したSSL/TLS証明書。こうした証明書の入れ替えを行っていないWebサイトは、Chromeを含む主要ブラウザの更新版で、エラー警告が表示されるようになる。 2016年6月1日より前に発行された証明書については、Chrom
業界でもHTTPS化を促す取り組みが進んでおり、Googleによると、HTTPSを使ったChrome上のトラフィックは2017年10月の時点でAndroidとWindowsでは68%、Chrome OSとMacでは78%を占めるようになり、上位100サイトのうち81サイトはデフォルトでHTTPSを使うようになったという。 今後もGoogleでは開発者支援のツールを提供するなどして、HTTPからHTTPSへの切り替えを促す方針。 関連記事 もはやHTTPの時代ではない グーグルがここまで“SSL化”にこだわるわけ GoogleのWebブラウザ、Chromeの最新バージョンでは、SSL化していないサイトのテキストボックスに情報を入力しようとすると、警告を表示するようになりました。なぜ、ここまで“SSL化”にこだわるのでしょうか。 Google Chrome、HTTPページに対する警告を強化 C
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 「Chrome 66」より、Symantecが発行する証明書のうち2016年6月1日以前に発行したものは有効かつ信頼性のあるものとはみなされなくなる。Chromeの現在のバージョンは61.0.3163で、66はベータ版が2018年3月15日、正式版は4月17日に公開を予定している。 Symantecは2017年12月1日までに、証明書の発行に関してDigiCertのインフラに移管する計画で、それ以降、古いインフラをベースに発行された証明書についてもChromeでは信頼されないものとなる。 Googleは7月、Symantecの証明書を将来的に信頼しない意向を明らかにしていた。今回の具体的な計画が発表されたことにより、Symantecの証
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