昨年、お昼ご飯にレトルトカレーばかり食べている時期があった。なかでも「エリックサウス」の南インド風チキンカレーの味が気に入って、二日に一度は食べていた。お店には行ったことがないのだが、レトルトで病みつきになった。外出自粛の折、ありがたい限りである。レトルトなんて、という評価はいまどき非常識なのかもしれない。 そのスタンスは本書にもある。「ざっかけない(=ざっくばらんな)」という言葉が何度もでてくるのだ。人気店「エリックサウス」の創業者が、ド定番の「おいしいもの」を一品ずつ語っていく本。中身は、月見うどん、サンドイッチ、チキンライス、幕の内弁当、小籠包、カツカレー、ホワイトアスパラガス…どれもこれも、身近な料理や食材たちである。 さすがは自称「変態料理人」。食へのこだわりがもの凄い。でもグルメが「おいしいものを食べるのが好きというよりはむしろ、おいしくないものを食べることが嫌い」な人たちだと
文学ムック 「ことばと」vol.2 A5、並製、328ページ 定価:本体1,700円+税 ISBN978-4-86385-423-9 C0495 編集長/佐々木敦 ロゴマーク/石黒正数 表紙・本文デザイン/戸塚泰雄 装画・挿絵/近藤恵介 【巻頭表現】 いとうひでみ「生業」 【創作】 佐藤亜紀「性頑愚にして強訴を好む」 瀬尾夏美「押入れは洞窟」 滝口悠生「夜の電話のための戯曲」 【特集 ことばと演劇】 ◎戯曲 飴屋法水「スワン666」 岡田利規「THE VACUUM CLEANER」 ◎小説 綾門優季「唯一無二」 犬飼勝哉「住吉コーポ二〇一」 鳥山フキ「どこ行った」 中村大地「はなのゆくえ」 松原俊太郎「イヌに捧ぐ」 宮﨑玲奈「蟹いいよ」 本橋龍「植物の家」 ◎対談 山下澄人×佐々木敦「演戯の生成、小説の誕生」 【第一回ことばと新人賞】 佳作 金名サメリ「道ジュネー」 永井太郎「残って拡散す
日本の公共図書館は、いわゆる「箱モノ」から、コミュニケーションなどを重視した「有機的なモノ」へと変化を遂げている。こうした変化はいつごろから見られるようになってきたのだろうか? 戦後間もない1950年代から、2020年代の現在まで、全国各地の特色ある公共図書館を紹介することで、図書館建築の歴史的流れを追った一冊。 【本書の特色】 ・第1章から第3章では、全国各地にある公共図書館60館以上を選び、その建築における特色を紹介。掲載写真は館外・館内含め、すべてカラーで掲載(一部モノクロあり)。 ・第4章では現在進行形で活躍中の若手建築家へのインタビューを掲載。公共図書館をどのように設計したかなど、建築家は図書館建築に対してどのように臨んでいるかを知ることができる。 ・これまでに図書館の建築を扱った書籍はいくつか刊行されているが、1950年代から現在までの最新の流れを追ったものはなく、本書が初。
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