淡水生のサワガニはかつて、海流にのって新天地に移動する大冒険をしていたようです。 信州大学は新たな研究で、日本固有種であるサワガニの祖先が琉球列島などの南西地域に起源し、そこから陸を伝って北方へ拡散した証拠を発見。 その中で陸路分散だけでは説明できないグループを発見し、それらが「黒潮」にのって海を渡った可能性が支持されました。 しかし、サワガニといえば一生を淡水で過ごす生き物です。 この説が正しいとして、海水に耐えられる能力はあるのでしょうか? 研究の詳細は、2023年9月6日付で科学雑誌『Zoology』に掲載されています。 生涯を渓流で過ごすサワガニなのに,「海流分散」の歴史あり! 陸・海の2つのルートで分布拡大,そして新天地での2次的接触 複数の未記載種(新種)を新たに発見! https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/science/research/r