分裂勘違い君劇場 - 子供の「どうして勉強しなきゃいけないの?」→ 勉強することの具体的で直接的で切実なメリットを説明 「勉強することの具体的で直接的で切実なメリット」は、つまらないところにある。それが勉強の最も重要な効用になる。なぜそう言えるのか。 まず先に「どうして仕事しなきゃいけないの?」という相似形の問いを見ておこう。こちらの問いなら「生きていくには金が必要だから」という明確な回答がある。あまりに殺伐とした回答なので少しフォローすると、勉強には相手がいないのに対して、仕事はそれに対価が発生している限り、誰かの需要があるはずだ。合法な労働は誰かしらの役には立っているので、全く無意味で不毛な行為ではない。 それならば、勉強しないで仕事だけすればいいのではないか。しかしそうはいかない。習慣の力が大きいからだ。習慣を覆すには大変な労力がいる。だから、未成年の内は勉強しないで、成人になった途