タグ

科学哲学に関するja_bra_af_cuのブックマーク (10)

  • 『現代思想』誌「進化論の現在」は看板倒れ - まとまり日記

    『現代思想』誌2021年10月号は「現代思想 2021年10月号 特集=進化論の現在 ―ポスト・ヒューマン時代の人類と地球の未来―」と題された特集だった。わたしはこの特集全体の企画意図に問題があると考えるので、手短に述べたい。 わたしの不満は一言で言うと「この号の中身は『進化論の現在』という題名と釣り合っていない、とくにこの題名で生物学の哲学の成果をほぼ無視するのは問題ではないか」ということだ。 まず前半からいこう。哲学・思想系の雑誌が「進化論の現在」という特集を組むときにどういうことを扱うべきか。もちろん決まったルールがあるわけではないが、次のようなトピックが扱われると考えるのが自然だろう: 進化論(進化生物学)の研究の現状 進化論の種々の側面についての哲学的論争の現状(たとえばやや古い話だがここで触れられているような議論) 進化論からの哲学研究へのインプリケーション(たとえば意識の進化

    『現代思想』誌「進化論の現在」は看板倒れ - まとまり日記
  • 『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す[増補版]』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    須藤靖・伊勢田哲治 (2021年5月30日刊行,河出書房新社,東京,342 pp., 体価格2,000円,ISBN:978-4-309-25427-2 → 版元ページ) 出たばかりのこの改訂版が届いた.旧版:須藤靖・伊勢田哲治『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す』(2013年6月30日刊行,河出書房新社[河出ブックス・057],東京,301 pp., 体価格1,500円,ISBN:978-4-309-62457-0 → 目次|版元ページ)旧版の書評:三中信宏「科学と科学哲学との重層的すれちがい」(2013年7月19日)|三中信宏「科学と科学哲学との重層的すれちがい(続)」(2013年7月20日). 今回の増補版では,松王政浩・谷村省吾の「『科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す 増補版』への提題」が公開され,それを踏まえた増補対談(pp. 309-3

    『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す[増補版]』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2021/06/05
    “ワタクシの場合は,生物体系学理論という “特殊なサイエンス” を生業としていたので,科学哲学は “となりのトトロ” みたいな身近な存在だったのだが,他の自然科学分野だとそういう親近感はないようだ.”
  • 読書メモ(勉強モード):Understanding Scientific Understanding(by Henk W. de Regt)~理解できないものを理解するために、まずは理解を理解する~ - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    科学というのは、その成り立ちや動作原理が未知の対象――宇宙、生命、脳など――を「理解する」ための営みと言える。だが、ときに「科学的に理解するとはどういうことなのか」がわからなくなることがある。ブログでは、一貫してそれについて考えてきた。 どうすれば脳を「理解」できるのか:「コンピュータチップの神経科学」から考える - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため) 深層学習は科学に「理解」の放棄を迫るのか?:「高次元科学への誘い」(丸山宏)へのコメント - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため) 続・どうすれば脳を「理解」できるのか: 分かり方は一つじゃない~脳理解の多元主義へ~ - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため) 脳や生命や量子現象は、どのように理解できるのだろうか? 理解できないものを理解するには、まずは理解を理解しないといけないだろう。 また近年、機械学習

    読書メモ(勉強モード):Understanding Scientific Understanding(by Henk W. de Regt)~理解できないものを理解するために、まずは理解を理解する~ - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
  • 恋愛工学は科学的な宗教か、宗教的な科学か - 京太郎のブログ

    0.「科学的」とは何か 1.恋愛工学概要 2.Google検索される「科学」 3.科学と「科学」 3.恋愛工学という宗教 4.「科学」の宗教性、宗教の「科学」性 0.「科学的」とは何か 近代以降、科学によって多くのことが証明されてきた。 科学によって説明が可能になったものは数多くある。生活に役立つ多くの技術も科学の進歩があってこそである。 そうした現実と歴史を前に、人びとはことあるごとに科学の進歩や成果を歓迎し、「科学的根拠のないもの」「科学的でないもの」には厳しい態度で接するようになった。それと同時並行する形で「科学は使える」「科学は実践的だ」という謳い文句と「文系廃止論」とが叫ばれるようになった。 しかし、こうした「使える科学」と「使えない文系学問」の対比は何かを見失っていないだろうか。「科学は使える」と言いながら「科学」を信奉する態度は当に科学的態度と言えるのだろうか。今回の記事で

    恋愛工学は科学的な宗教か、宗教的な科学か - 京太郎のブログ
  • Philosophy of Science Books in Japanese

     科学哲学日語ブックガイド (最終更新 2023年12月18日) 伊勢田哲治 近年日語でよめる科学哲学の書籍も増えてきたが、そのためどういう順番で何を読めばよいかわからないという問題も生じている。科学哲学に関する情報も最近はかなりインターネットで調べられるようになってきたが、中途半端な知識で書かれた不正確なものも多く、信頼できる書籍の重要性は以前と変わらない。 リストに収録しているのは日語の書籍(一部論文)のみである。英語に特に抵抗がないなら、専門外の人でもStanford Encyclopedia of Philosophyなどの英語の情報源に向かった方が効率よく科学哲学の研究動向を知ることができる。 凡例 ・紹介した中には絶版書も多いが、図書館等で利用できるだろうことも踏まえて、特に入手可能なものとそうでないものを区別はしていない。 ・科学哲学を專門としない人が読むことを想定

  • 『科学哲学の源流をたどる:研究伝統の百年史』書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    伊勢田哲治 (2018年11月20日刊行,ミネルヴァ書房[叢書〈知を究める〉・13],東京, x+316+36 pp., 体価格3,000円, ISBN:9784623084319 → 目次|版元ページ|サポートサイト) 【書評】※Copyright 2019 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 研究者コミュニティーとしての科学哲学科学哲学がたどってきた道のりを振り返る.序章「科学哲学の来た道」冒頭で,著者は書全体の問題設定をする. 「「科学哲学」が「科学」と離れて独自の問題意識を育ててきたのは事実であり,その問題意識を科学者に説明するのにたいへんな苦労をすることもある.科学哲学はどうしてこういう分野になってきたのだろうか.書では,十九世紀を中心に,科学哲学のやってきた道をたどることで,この問いに答える手がかりを得たいと思っている」(p.

    『科学哲学の源流をたどる:研究伝統の百年史』書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
  • 第3回 科学とは何がちがうの?|はじめての哲学的思考|苫野 一徳|webちくま

    前回は、宗教が“神話”で世界を説明するのに対して、哲学は“たしかめ可能性”を追 求するものだというお話をした。 でも、それって今では「科学」の仕事なんじゃないの? 現代の科学は、古代ギリシアの哲学なんかとは比較にならないレベルにある。ということは、哲学は今日、科学に取って代わられてしまったということだろうか? いや、そんなことはない。哲学は、今も昔も、実は科学の土台と言うべきものだ。 ――前回の最後に、そんなお話をした。 それはいったい、どういうことなのか? 哲学と科学とは、いったい何がちがうのだろう? 今回は、こうした問いに答えていくことにしたいと思う。 汝自らを知れ 前回ご紹介した、タレスやアナクシマンドロス、アナクシメネスといった古代ギリシアの哲学者たちは、一般に「自然哲学者」と呼ばれている。文字通り、自然はいったいどういうメカニズムで動いているのか、その原理を、“神話”ではなく観察

    第3回 科学とは何がちがうの?|はじめての哲学的思考|苫野 一徳|webちくま
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2016/06/20
    哲学の問題は「自然哲学が問うているような“自然”や“世界”についてじゃない。むしろ、この世界を問うている、わたしたち“人間”自身」「“真”“善”“美”をはじめとする、人間的な『意味の世界』の本質」
  • ジョン・パスモア『分析哲学を知るための哲学の小さな学校』 - logical cypher scape2

    分析哲学の入門書ではあるが、タイトルや装丁からイメージされるような初心者向けのではなくて、3冊目以降くらいに読むのがちょうどよさそうな。 分析哲学について全く知らなくて、一から始めたいというのであれば、 八木沢敬『分析哲学入門』 - logical cypher scapeか 青山拓央『分析哲学講義』 - logical cypher scapeの方がよい。 このは、どちらかといえば哲学者に着目して、彼らの哲学史的位置と思想の概観を大づかみで説明してくれる。 分析哲学の入門書は、どちらかといえば、テーマごとに切られることが多いので、出てくる哲学者についてもその話題の限りでしか説明されなかったりするけれど、このは、その人の全部を説明するのは無理にしても、どういう人かなんとなく分かるようになっている。 それから、目次を見れば分かる通り、なんとマルクス主義から始まり、いわゆる大陸哲学につ

    ジョン・パスモア『分析哲学を知るための哲学の小さな学校』 - logical cypher scape2
  • グッドマン『世界制作の方法』 - logical cypher scape2

    訳者あとがきに従えば、グッドマン哲学は、「ヴァージョンの複数性」「非実在論」「根的相対主義」ということになる。 ヴァージョン=世界である。 グッドマンは文字通り、世界は作られるものであり、そして多数の世界=ヴァージョンがあると考えている。しかし、再三繰り返されているとおり、それは可能世界論ではない。彼が想定しているのは、現実世界だけであり、複数の可能世界ではない。 ニュートン以前の学者とニュートン以後の学者は別の世界に住んでいる、というクーンのパラダイム論にも、ある意味では似ている。 パラダイム論に対しては、ニュートン以前とニュートン以後で語彙の意味が変わっているとしても、それは翻訳可能なのだから、それらを繋ぐ共通の何かがあるはずだ、という反論がある。 グッドマンは、世界制作とは作り直しのことである、と主張する。 世界制作とは、以前あった世界を再構成していくことなのである。その点では、パ

    グッドマン『世界制作の方法』 - logical cypher scape2
  • シノドス・セミナー「社会学の居場所」 - shinichiroinaba's blog

    こちらでご報告した、2009年12月13日に行われたシノドス・セミナーの記録です。『アルファ・シノドス ―“α-synodos”』vol.46(2010/02/15)、vol.47(2010/3/1)から転載。 ================ 「社会学の居場所」稲葉振一郎 今日お話ししようと思っていたことが何点かあります。『社会学入門』(NHK出版)を読んでくださった方の多くは、このには穴があることに気づいておられて、その穴が今後どのように埋められるかと思ってらっしゃると思います。日はちょっとそれを意識しながらやっていこうと思っています。一つには、ある程度書き込んだけれども、入門書にはふさわしくないのではないかと、削った話題が一つあります。第12講で、科学的アプローチと工学的アプローチという対比を行いましたが、来はあそこで、より具体的に説明するために力学系モデルの話をしていたんです

    シノドス・セミナー「社会学の居場所」 - shinichiroinaba's blog
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2016/01/05
    未来予測・法則定率の困難および社会学の欲望からくる人文学性,教養=知識の置かれる文脈全体への感受性,ハードサイエンス的な社会学の可能性,など
  • 1