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ブックマーク / www.ele-king.net (10)

  • 『ボーカロイド音楽の世界 2017』刊行のお知らせ | ele-king

    「ボーカロイド音楽」という言葉を目にしていまあなたは何を思い浮かべましたか? 高音が耳に残るアイドル・ソングでしょうか。テンポの速いロック・サウンドでしょうか。もちろん、それらも間違いではありません。が、ヒップホップやレゲエ、フューチャーベース、ブレイクコアやジュークなど、ボーカロイドあるいは他の音声合成ソフトを用いて作られた音楽は現在、想像以上にその幅を広げています。日に日に深化を遂げているこの音楽の最新の状況を知っていただきたく、『ボーカロイド音楽の世界 2017』をお届けします。 2017年、ボカロ・シーンは初音ミク10周年という大きな節目を迎えましたが、それ以外にも同じく10周年を迎えた鏡音リン・レン、初音ミク中国語版の発売、「王の帰還」現象と新世代の擡頭、『♯コンパス』コラボ曲の席巻など、多くのトピックが目白押しでした。書では「The World of Vocaloid Mus

    『ボーカロイド音楽の世界 2017』刊行のお知らせ | ele-king
  • interview with Ian F. Martin | ele-king

    いまルールがわからない怖さというものを、みんなが自分らしさを探るなかで感じているんだと思う。世界中どこでもツイッターなんかでちょっと変なことを言ってしまったら受信箱にバーッと脅迫状が届くような世界だから、当に自由に自分らしさを追求できないなかで、なにか「これに従っていれば大丈夫だ」というルールを探す、その末に行きついているのがあのアイドル文化なんじゃないかと思う。 ■海外のレヴューは点数制でいまでも平気で1点とかつけるわけじゃないですか。そういう意味でいうと残っていると思いますけどね。 イアン:残ってはいるにしても、(悪く)書かなくなってきていると思う。逆に筋の通らないような批評に対するリアクションというのもソーシャル・メディアのおかげで出てきたし、反対意見が聞けるようになったという点ではいいことかもしれないね。 ■アイデンティティのことを言うと、ジャン・コクトーが1930年代に日に来

    interview with Ian F. Martin | ele-king
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2018/01/22
    "アイデンティティの権化のひとつがまさにアイドル文化だと思っているよ。あのアイドル文化的なものが成功してビジネス・モデルとして日本で成り立っているというのは、まさに帰属意識を煽るからなんだと思う"
  • 映画『サクロモンテの丘』に見るフラメンコのDNA | ele-king

    作品情報 『サクロモンテの丘~ロマの洞窟フラメンコ』 2017年2月18日(土)より、有楽町スバル座、アップリンク渋谷ほか全国順次公開 監督:チュス・グティエレス 参加アーティスト:クーロ・アルバイシン、ラ・モナ、ライムンド・エレディア、ラ・ポロナ、マノレーテ、ペペ・アビチュエラ、マリキージャ、クキ、ハイメ・エル・パロン、フアン・アンドレス・マジャ、チョンチ・エレディア他多数 日語字幕:林かんな/字幕監修:小松原庸子/現地取材協力:高橋英子 (2014年/スペイン語/94分/カラー/ドキュメンタリー/16:9/ステレオ/原題:Sacromonte: los sabios de la tribu) 提供:アップリンク、ピカフィルム 配給:アップリンク 宣伝:アップリンク、ピカフィルム 後援:スペイン大使館、セルバンテス文化センター東京、一般社団法人日フラメンコ協会 公式サイト http:

    映画『サクロモンテの丘』に見るフラメンコのDNA | ele-king
  • mus.hiba | ele-king

    Mus.hibaのサウンドスケープ ──ヴァーチャルシンガーの「息」遣い佐々木渉 当初、シンセサイザーの開発目的の中には、「この世にあるすべての音を写実的に表現することを目指して発展すること」があった。アナログ方式・FM方式とデジタル化される最中にあっても、もちろん、ヴァイオリンなどの生楽器も再現しようとしてきたのだが、その後、録音した音そのものを切り刻んで自由につなぎ合わせるサンプラーが発達すると、生楽器の再現にはほぼ完全にサンプリング音源に取って代わられる。昨今では、『ファイナルファンタジー』などの高級感が売りのゲーム音楽を初めとし、オーケストラ・アンサンブルの表現には高級サンプリング音源が使われているのが定番になっているのが象徴的だ。 そんな、オーケストラをほぼフル再現したサンプリング技術が、いちばん手を焼いたのが「歌」である。 声のデータを大量にサンプリングしてきたとして、それを歌

    mus.hiba | ele-king
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/12/12
    佐々木さんのも、ボカロだからUTAUだからという視点ではなく、音楽・音質を中心にした批評
  • 『デレク・ベイリー インプロヴィゼーションの物語』 | ele-king

    Home > Reviews > Book Reviews > 『デレク・ベイリー インプロヴィゼーションの物語』- ベン・ワトソン (著)、 木幡和枝 (翻訳) イギリスの批評家ベン・ワトソンによって2004年に著されたデレク・ベイリーの評伝の、待望の邦訳である。訳者はベイリーの名著『インプロヴィゼーション』の翻訳に携わったことでも知られる木幡和枝。奇しくも原書が刊行された翌年にベイリーはこの世を去っており、書には彼の生涯のほぼすべてと言ってもいいだろう活動の記録が、500頁を超えるヴォリュームをもって収められている。いま「記録」とは述べたものの、スタティックで淡々と事実が列挙されるような伝記からはほど遠く、かといって通俗小説じみた物語の展開が為されるわけでもなく、ベイリーの著作における擬似対話形式を模したのだろうか、まるでこの希代の音楽家や彼と関係を有したさまざまな人物が傍らにいて語

    『デレク・ベイリー インプロヴィゼーションの物語』 | ele-king
  • Jazz The New Chapter | ele-king

    書は、2000年代以降のジャズを積極的に紹介した音楽ガイドである。監修をつとめた柳樂光隆は、『クロスビート』の最終号に「ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズのファミリー・ツリー」という記事を書いているが、書はその記事をさらに展開しただと言える。ジャズの新しい潮流をフォローした内容なので、最近のジャズに明るくない人などは、ぜひ新しい音楽と出会ってほしいと思う。僕自身も、聴いていない盤はこれから順々に聴きたいと思っている。しかし書の意義はそのようなディスクガイド的側面だけにとどまらない。書は、単なる音楽紹介以上に意欲的で挑発的で批評的だ。 重要なミュージシャンとしては、やはりロバート・グラスパーが挙がる。グラスパーは、『Black Radio』シリーズがヒップホップなど一部のクラブ・ミュージックのファンに支持されている一方、ジャズ・リスナーからは批判も多く、それ自体挑発的な存在で

    Jazz The New Chapter | ele-king
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/04/09
    "現在のジャズが周辺ジャンルと絶え間なく交通していることを解釈的・実証的に示し〔……〕この作業自体、インプロヴィゼーションを中心化するジャズ批評に対して論争的" ○中心 ×絶対 じゃないかなー(未読)
  • 「ハウスは、ディスコの復讐なんだよ」 | ele-king

    Home > Columns > 「ハウスは、ディスコの復讐なんだよ」- ──フランキー・ナックルズの功績、そしてハウス・ミュージックは文化をいかに変えたか フランキー・ナックルズが亡くなったというニュースが私たちのもとに飛び込んで、あらためて彼の功績を振り返り、彼の曲を聴きなおすたびに、とにかく悲しいという気持ちばかりが溢れて仕方がない。直前のマイアミでDJした際の動画には、クラウドに愛され、名前をコールされる最高の瞬間が残されていた。(Frankie Knuckles || Def Mix @ The Vagabond || Miami || March 2014 )そこでプレイされていたのは「僕が居なくなってから、君は僕の愛を恋しくなるはずだよ」と歌うルー・ロウルズ“You'll Never Find Another Love Like Mine”を原曲にした彼の未発売音源……。彼は

    「ハウスは、ディスコの復讐なんだよ」 | ele-king
  • Ryoji Ikeda | ele-king

    「レコード盤、楽曲の思考、楽譜、音波、これらは互いに、言語と世界の間に成立する内的な写像関係にある」(ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』野矢茂樹・訳) 耳を貫くような高音のパルス音が鳴りはじめる。強烈な電子音響が炸裂する。タイプライターのような細やかなリズム。モールス信号の微かな音の断続と持続。音響が震動し分裂する。加速し、炸裂し、震動する。音は意味を剥ぎ取られ、データの素粒子へと還元していく。光のレントゲンのなかで極限まで剥ぎ取られた電子音が身体に注入される。0と1。そんなデータに還元された極限の音響が鼓膜や脳を揺らす。その圧倒的な音響の快楽。あらゆる意味を超越して、ただただ快楽的な電子音饗の群れが、耳を、鼓膜を、脳にアディクトする。刺激・律動・数・美。第二次世界大戦末期、国防軍最高司令官の最後の戦況レポートを記したタイプライターの文書が焼け焦げていたように、言葉など、もうすでに消失し

    Ryoji Ikeda | ele-king
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/11/28
    デンシノオトさんによるレヴュー。ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の写像理論を手がかりに電子/ノイズ音楽?を解釈しストーリーを読み取っている
  • interview with DJ Rashad | ele-king

    ジュークは面白いわ。いまこの音楽を聴かなくて何を聴く。このエネルギー、この速度、このサンプリング、この思い切りの良さ、この音の断片、このダイナミズム、鬼気迫るものがもあって、同時に音楽的。この最新のアーバン・ミュージックの好戦的な動きは、社会的なコンテクストにおいても興味深い。密集し、混線した情報の合間をしたたかにすり抜けていくように、連中はコンクリートの上で激しく、素速く、軽快にカラダを動かす。細かく切り刻まれ、ひどく加工され、そしてルーピングされ醸成されるジュークは、激しい足の動き=フットワークをうながす。それは現代のアーバン・リアリティの急進的ないち形態として、コンクリート上とインターネット上とを行き来する、さながら新しい生物ように増殖し、動きまわっている。 今年は、DJラシャドの12インチ2枚組の「ローリンEP」と「I don't Give A Fuck」をはじめ、RP・ブー『Le

    interview with DJ Rashad | ele-king
  • TECHNO defintive 初音ミク・ヴァージョン(前編) | ele-king

    「初音ミク」の開発者である佐々木渉氏は、発売当初から現在にいたるまで、「生みの親」としてさまざまな場で発言を求められてきた。功績ある開発者として、ビジネスの開拓者として、日の新しいカルチャーの最前線を拓いた証言者として。しかしその一方で、初音ミクという複雑で巨大な遊び場(=プラットフォーム)が巻き込むありとあらゆる事象については、おおむね静観の姿勢をとっているようだ。開発者の立場から、多くの人が楽しむその遊び場を壊すようなことがあってはならない......氏はおそらくはそのような思いから、日々生まれてくるおびただしい初音ミクと、おびただしいコミュニケーションのありようとを見守っているのではないだろうか。初期『ele-king』0号からの読者であったというディープな音楽体験を持ち、アンダーグラウンド・カルチャーへの理解も人一倍である佐々木氏ならではの哲学が、そこには存在しているように思われ

    TECHNO defintive 初音ミク・ヴァージョン(前編) | ele-king
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2012/12/19
    ミクの高音の背景に小室サウンドや広瀬香美の高音のイメージあったんだね/ミクはかわいく演じるようにして録音→それをバラバラにするからチグハグなかわいさに
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