マグロを産むサバが、次世代の漁業を作る(4) 2010年4月23日 環境サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィード環境サイエンス・テクノロジー 4/4 365日、真摯に魚と向き合う ──研究において一番苦労されたポイントはどこでしょう? 一番大変なのは魚を飼うことだと思います。 例えば、メスの代理ヤマメに卵を産ませようとすれば、3年は飼わないといけません。オスから精子を採るのだって2年くらいはかかります。365日、1日たりとも休まずに魚を世話して成熟させるのが実は一番難しく、なおかつ僕が常にこだわっているところでもあります。 現在の生物学では、DNAやRNAを調べて「こういう風になってます」という論文がごまんとあるのだけど、僕個人としてはDNAレベルで確認ができただけではあまり面白いと思えない。実際にヤマメがニジマスを産むところまでやってナンボのもの。そういう研