伊藤忠商事は13日、米食品大手ドール・フード・カンパニーの缶詰・飲料事業の買収に向けて交渉していると発表した。買収額は約17億ドル(約1300億円)の見込みで、今月中の合意をめざす。缶詰やジュースの世界的なブランドを生かし、海外の食品事業強化につなげる。 買収を目指しているのは、ドール社が世界で展開している缶詰やジュースなどの加工食品事業と、アジアでのバナナやパイナップルなどの青果物販売事業。買収した事業を運営する100%出資の子会社を11月に設立し、経営陣を派遣する。 ドール社は北米や欧州など世界約90カ国で青果物の生産や販売を展開し、売上高約5600億円。果物の缶詰などで高いシェアを持つが、最近のバナナの価格低迷を受けて、事業の再編を進めている。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービス