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ブックマーク / dennou-kurage.hatenablog.com (8)

  • 『ベンチャーファイナンス実践講義』はかなりの良書だった - 脱社畜ブログ

    言うまでもなく、今の日経済は資主義の仕組みによって動いている。資主義経済では株式会社が中心的な役割を果たすことになるが、この株式会社の仕組みについてしっかりと理解している人は案外少ない。 例えば、有名な議論で「会社は誰のものか?」というものがある。これには「経営者のもの」とか「従業員全員のもの」とか、あるいは「社会全体のもの」とか、当に色々な答えを言う人がいるのだけど、会社法上は明確に「株主のもの」と決まっている。中には「社長」が会社の持ち主で、従業員は全員この社長のために必死に働くという構図を思い浮かべる人がいるけど、これは会社法が採用する「所有と経営の分離」という建前のもとではちょっとおかしい(社長=株主であれば正しいが、これは一般的に言えることではない)。 こういった「株式会社の仕組み」については、経営者になるのでもなければ特段知っておかなくてもいいと思うかもしれないが、多く

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  • 『生命保険のカラクリ』:保険という人生で二番目に高い買い物について - 脱社畜ブログ

    ちょっと前に、医療保険についてのエントリがはてなブックマークを賑わせていたことがあり、その際に保険についてもう少し知りたいと思って買った一冊。先日読み終わったが、予想をはるかに上回る良書だったのでここで紹介したいと思う。 生命保険のカラクリ (文春新書) 作者: 岩瀬大輔出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/10/17メディア: 新書購入: 31人 クリック: 386回この商品を含むブログ (120件) を見る 筆者の岩瀬大輔氏は、ライフネット生命の代表取締役副社長である。もろ業界の人であるがゆえに、多分にポジショントークが含まれているはずだ、と警戒してしまう人も多いと思う。実際、一切のポジショントークが無いとは言い切れない面があるのだが、それでも書は保険という金融商品について、業界の人からは到底語られなかった部分まで踏み込んで書いてあり、非常に好感が持てる。業界にベッタリのフ

    『生命保険のカラクリ』:保険という人生で二番目に高い買い物について - 脱社畜ブログ
  • 理系の議論と文系の議論 - 脱社畜ブログ

    理系と文系の当の違い http://anond.hatelabo.jp/20130308230002 そういえば、僕は文系学問と理系学問について、両方ともそれなりに勉強したことがある。そこで今日は、双方を勉強して僕が感じた「理系と文系の違い」について書いてみようと思う。 まず、自分のバックグラウンドの話からすると、僕は工学部出身で、今の仕事もざっくり言えば「エンジニア」というやつなので、これだけ見るとコテコテの理系人間に思える。 ただ、僕は昔から理系、理系と言われるのがものすごく嫌で、その反骨心が大学入学後抑えきれない大きさまで膨れ上がったため、2年半ほど司法試験の勉強をしていたことがある。当時はよく工学部の講義をサボって図書館で法律の基書や予備校を読んだりしていた。法学部の講義や自主ゼミのようなものにも出た。予備校にも通った。当時は気で受かろうとして真剣に勉強していたので、勉強を

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  • 「成長」は目的ではなく手段 - 脱社畜ブログ

    前回のエントリに引き続き、「成長」の話。 意識の高い学生とか、あるいは意識の高い会社員に多いと思うのだけど、とにかく「自分は成長がしたい」「人生の意味は成長」といったように、成長意欲が旺盛な方がいらっしゃる。 向上心は、その人の内に閉じているだけであれば何ら問題はないので、こういう人たちは引き続きモチベーションを高く保って生きていって欲しいと思うのだけど、このような成長第一主義な方々にいつも聞きたいと思っているのは、「成長した結果、結局どうなりたいんですか?」ということだ。 成長というのは、基的には手段であるはずだ。例えば、大学に受かりたいと思ったとする。でも、そのためには学力が足りない。だから、一生懸命勉強して、それこそ「成長」して、大学に受かるだけの学力を手に入れる。こんなふうに、最初に何か成し遂げたいと思っていることがあって、それを成し遂げるための能力が今足りないから、「成長したい

    「成長」は目的ではなく手段 - 脱社畜ブログ
  • プロジェクト型の仕事をする人は必読!『デッドライン』 - 脱社畜ブログ

    仕事には、プロジェクト型の仕事と、そうでない仕事とがある。プロジェクト型の仕事とは、簡単に言ってしまうと、仕事の完成と期限が設定されている仕事のことだ。SIerの手がけるシステム構築や、ダムやプラントの建設はプロジェクト型の仕事の典型例である。一方、オフィス清掃や窓口業務といった、ルーチン系の仕事プロジェクト型の仕事ではない。 プロジェクト型の仕事は、容易にブラック化する。仕事の見積りの甘さや、想定していなかったトラブル、酷い場合は病んだ社内政治によって、仕事の締め切り遵守が危機に晒されることはよくあることだ。なんとか納期に間に合わせようと、残業・徹夜といった手段が投入され、労働者はどんどん疲弊していく。「IT業界は例外なくブラック」という極論が出るくらい、世の中に病んだプロジェクトは氾濫している。 今日は、そんなプロジェクト型の仕事とうまく付き合うためのを紹介したい。『デッドライン』

    プロジェクト型の仕事をする人は必読!『デッドライン』 - 脱社畜ブログ
  • 「現実的ではない」の一言で法を軽々しく飛び越える人たち - 脱社畜ブログ

    Q&Aサイトの教えて!gooに、こんな残念な質問が掲載されていたことを昨日見つけた。 一般職が有給休暇取りすぎて困っています。 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7814694.html 質問者の考え方が間違っている、という話はこのブログの過去記事をいくつか並べるともうそれでおしまいなのだが(例えば、『有給を取ることは「申し訳ない」ことなのか』、『定時で帰宅、有給全部消化で何の問題もない』など)、今回はそれは置いておいて、この質問の以下の部分に着目した話を書きたいと思っている。 人事や経営陣に求めて有休完全取得を前提にした人員の用意をさせるというのは現実的ではないので、どうにか一般職に有休取得を減らしてもらう方法はないでしょうか? (強調は日野瑛太郎) この「現実的ではない」というフレーズは、法律を飛び越えるときに結構よく使われるお決まりのセリフだと僕は思っている。例

    「現実的ではない」の一言で法を軽々しく飛び越える人たち - 脱社畜ブログ
  • 経済合理的に行動することが、なぜ批難されなければならないのか - 脱社畜ブログ

    埼玉県の公立学校教員110名が、退職手当減額の前にかけこみ退職を希望しているそうである。そのうち30名は学級担任のようで、埼玉県知事はこれについて「2か月も残して辞めるのは無責任のそしりを受けてもやむを得ない」と批難しているとのことだ。 退職金減額前に教職員大量退職 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130122/k10014967521000.html 教員駆け込み退職希望、30人は学級担任…埼玉 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130123-OYT1T00015.htm 退職金少しでも多く… 教諭の駆け込み退職続々 埼玉 http://www.asahi.com/national/update/0122/TKY201301210540.html ニュースによると、1月末に退職に踏み切れば、受け取れない2

    経済合理的に行動することが、なぜ批難されなければならないのか - 脱社畜ブログ
  • ベンチャー企業での搾取系インターンシップに注意 - 脱社畜ブログ

    以下の記事を読んだので、今日はインターンシップについて書こうと思う。 【就活とインターン】就活の前にインターンをやるべき3つの理由 http://ventureintern.com/column/2013/03/04/3162/ 結構昔の話になるのだけど、僕が大学に入学して半年ほどたったある日、高校は一緒だったが大学に入学して以来疎遠になっていた友人に、久々に再会するという出来事があった。入学時は僕と同じく地方から出てきたパッとしない感じの風貌だった友人は、半年で見事に意識の高い学生に変貌を遂げていた。怪しげな横文字の名前がついた学生団体に入っているとかで、「最近、全く授業出てないわ―」と地獄のミサワを地で行くような忙しい自慢が展開され、だいぶウンザリしたことを覚えている。 彼が忙しい理由は、学生団体の活動に加えて、ベンチャー企業でインターンも始めたから、とのことだった(冒頭で引用した記事

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