中川昭一さんの訃報を聞いてまず思ったのは、これは実質的に自殺じゃないかということだった。不眠に悩んでいたという話もあり、睡眠薬を摂りすぎたための事故なのかもしれないし、酒の飲み過ぎやストレスで体が弱っていたこともあるんだろうけれども、しかし。 中川さんのローマでの会見に問題がないとは思わないけれどもあんなに騒ぎ立てるようなことではなかった。酔っ払って会見に臨んでしまった政治家って、いないわけでもないらしいし。なにより、政治家として力量があったことは認めざるを得ない。 それでも彼を叩いていたのは単に麻生叩きの一環であって、「もうろう会見」(それにしてもこんな言葉を誰が生み出したんだろうか)は格好のネタであったにすぎない。 メディアは、ここぞとばかりに投下されたネタにくらいついて骨までしゃぶりつくした。 同じことを、松岡さんの自殺にも感じた。いろいろ事情はあったにせよ、はたしてあんな叩き方がよ