FIFA総会の途中、アリ王子(左)、プラティニ欧州連盟会長(中央)の後ろを通り過ぎるブラッター会長(右)=AP 【チューリヒ(スイス)=石黒穣、大野展誠】副会長らの逮捕、起訴で揺れる国際サッカー連盟(FIFA)総会で29日、あっさり5選を決めたゼップ・ブラッター会長。 「信任と信頼を得た」と喜ぶ姿に対し、「改革は全く期待できない」などの批判が渦巻いた。 ブラッター氏の133票に対して、対立候補のアリ・フセイン王子は73票。ブラッター氏が1回で当選を決めるには7票足りなかった。 140票が必要だった1回目と違い、投票過半数で勝利できる2回目の投票開始を待つ参加者の前に、勝ち目のないことを悟ったアリ王子が現れた。「勇敢にも私を支持してくれた人に感謝する。しかし競争から撤退する」。ぼそぼそした声に落胆がにじんだ。ブラッター氏の5選が決まった瞬間だった。 ブラッター氏の<勝利演説>は、大きな拍手と
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