![電電公社時代の通信インフラ設備管理から始まった地図作り:NTT空間情報株式会社【片岡義明のぶらりジオ企業探訪】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b258502733de6a2fb5cc31010a58ae19b2ca8226/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Finternet.watch.impress.co.jp%2Fimg%2Fiw%2Flist%2F1094%2F083%2F01.jpg)
国内のデジタル地図データ製作のナンバー1企業ゼンリン(画像1)の地図作りの様子や、その取り組みをお届けしてきたが、最後となる今回は、現在ゼンリンが開発中の最新技術や、同社の従来とは異なる新しい取り組みなどを紹介しよう。今回はゼンリン本社での取材に加え、関連会社のジオ技術研究所(画像2)にも伺った。 さて1本目の記事で、トヨタの「ヴァンガード」をベースとした、「レーザー計測車両」(画像3)を紹介したのだが、覚えておいでだろうか? その時は今回の3本目で詳細に触れるということで軽く触れただけだったが、実はこの車両は先進運転支援システム「ADAS(Advanced Driver Assistance System)」や、さらにもう少し先の自動運転技術の実現に貢献することを目的とした研究開発用の車両だ。今回は、まずこのADAS並びに自動運転技術に関する研究から紹介しよう。 これまで紹介してきたゼン
日本のデジタル地図データのトップ企業であるゼンリン(画像1)。その本社にお邪魔し、同社のこれまでの経緯や地図データ作りの流れの概要などをこちらでお伝えした。その第2弾は、デジタル地図データ製作における詳細な作業の様子を紹介しよう。 デジタル地図のデータ製作というと、すべて機械を用いてデジタル的に処理されているように思うかも知れないが、そうではないことは既にお伝えした通り。何よりも最初は、全国70箇所の拠点に所属する約1000名の調査員が、自らの足でもって都市部なら1年ごと、そのほかの地域でも2~5年ごとに1軒・1棟ごとに、その地域の住人よりも詳しくなるほどに歩いてローラー調査を行い(画像2)、またダイハツ「ミラ」ベースの「細道路計測車両」(画像3)などの車両を用いて実際に全国の道路をくまなく走って現地調査を行い、変更があった箇所や、新たに誕生した建物や道路などの情報を原稿地図に書き込んでい
現代人として、地図の恩恵を受けたことがない人は、まずいないだろう。例えばPCやスマートフォンで、地図案内ソフトを少なくとも1度ぐらいは使ったことがあるはずだ。それから、車を運転する人ならカーナビを使う人が大多数だろう。そんな時、高い確率で利用されている地図データを製作している企業がある。それがゼンリンだ(画像1)。 例えばグーグルマップも日本の地図に関しては、実はゼンリンのデータが利用されている。日本エリアを拡大して外国が1つも映らないようにすると、右下にコピーライトとして同社の社名だけがグーグルと共に掲載されるので、それがわかるはずだ。ストリートビューのイメージがあるからか、グーグルマップはグーグル自身が地図データからルート案内のプログラムまですべてを自社で作っているようなイメージがあるが、そんなことはない。各国の大手地図製作会社と提携しており、日本エリアに関してはゼンリンが地図データを
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