現代人として、地図の恩恵を受けたことがない人は、まずいないだろう。例えばPCやスマートフォンで、地図案内ソフトを少なくとも1度ぐらいは使ったことがあるはずだ。それから、車を運転する人ならカーナビを使う人が大多数だろう。そんな時、高い確率で利用されている地図データを製作している企業がある。それがゼンリンだ(画像1)。 例えばグーグルマップも日本の地図に関しては、実はゼンリンのデータが利用されている。日本エリアを拡大して外国が1つも映らないようにすると、右下にコピーライトとして同社の社名だけがグーグルと共に掲載されるので、それがわかるはずだ。ストリートビューのイメージがあるからか、グーグルマップはグーグル自身が地図データからルート案内のプログラムまですべてを自社で作っているようなイメージがあるが、そんなことはない。各国の大手地図製作会社と提携しており、日本エリアに関してはゼンリンが地図データを