2002年発売のEX-S1/M1に端を発するカシオのEXILIM CARDシリーズ。その8代目にあたる「EXILIM CARD EX-S770」は、「薄型でスタイリッシュなボディ」という特色を継承しながら、2.8型ワイド液晶モニターを新搭載するなど、久しぶりにボディデザインが変わった意欲作だ。 さらに、PCのデータをカメラに転送して液晶モニターで閲覧できる「データキャリング機能」を装備。毎日持ち歩く薄型コンパクトデジカメに必要な情報や電子書籍を詰め込み、PDAのように使おうというユニークな提案だ。ここではデータキャリング機能を中心に試してみた。 ■ 大きく重くなったが薄さは健在 EXILIM CARDシリーズといえば、歴代ともシャツの胸ポケットに入る薄さが特徴。しかし液晶モニターが2.2型から2.8型ワイドになったのに伴い、前モデルEX-S600の16.1mmから17.3mmへ奥行きが増加