NTTドコモとKDDIは、気象庁が配信する緊急地震速報を、特定エリアの携帯電話ユーザーに一斉同報配信するシステムを開発中であると発表した。 気象庁では、地震の発生後、直ちに震源や地震の規模(マグニチュード)を推定し、震度4以上の強い揺れが推定されるエリアに注意を呼びかける「緊急地震速報」の試験運用を行なっている。 今回、ドコモとKDDIが連名で発表したものは、この「緊急地震速報」の本運用に向けた取り組みの1つで、大きな揺れを感じる特定エリアの携帯電話ユーザーに対し、メールなどで一斉同報配信するというもの。しかし、携帯電話で一斉配信した場合、システムに大きな負荷がかかるため、輻輳(通信が混み合うこと)や大きな遅延が発生する可能性がある。ドコモとKDDIがそれぞれ開発中のシステムは、こうした輻輳や遅延の影響を受けずに一斉配信するというもの。 なお、開発はそれぞれ個別に行なっており、インターフェ