手元にあるデバイスから、他所や遠方に設置したコンピューターのデスクトップを操作する技術を「リモートデスクトップ」と称す。Windowsはもちろん、OS XやUNIX系OSなど、多くのOSが標準機能として実装している。古くは、ネットワーク帯域が狭い環境でも円滑にデスクトップを操作するため、専用のリモートデスクトップ製品もリリースされていた。 以前からGoogleも、自社製WebブラウザであるGoogle Chromeに、リモートデスクトップ機能を組み込む拡張機能をリリースしている(ベータ版の記事)。今回は、同じリモートデスクトップ機能を、Android向けアプリケーションとしてリリースしたことになる(図01~02)。 ベータ版ではリモート接続「する側」と「される側」の両方に、Google Chromeおよび拡張機能であるChrome Remote Desktopをインストールしなければならな
米Googleは4月16日(現地時間)、Android用の「Chrome Remote Desktop」をリリースした。Android端末からPCにリモートデスクトップ接続し、PCの遠隔操作を可能にする。動作要件はAndroid 4.0以上。Google Playストアから無料で入手できる。 Googleは2011年に、Chromeを介してリモートデスクトップ接続を行えるPC用のChrome Remote Desktopの提供を開始した。Googleアカウントを使って、簡単にリモートデスクトップ接続環境を構築できるのが特徴。機能は2つあり、GoogleアカウントとPIN(あらかじめ設定しておいた6桁以上の数字)を使って他のPCから接続し、自分のPCを遠隔操作する「マイパソコン」と、12桁のアクセスコードを伝えて画面を共有する「リモートサポート」を使用できる。 Androidアプリ版のChr
第1回 Android向けMS純正リモート・デスクトップ・アプリを使いこなす:Microsoft Remote Desktopの基礎と実践 iOS/Androidスマートフォン/タブレット向けに、Microsoftから「純正」のリモート・デスクトップ接続アプリがリリースされた。まずはAndroid版アプリの使いこなし方や使い勝手、注意点について詳しく説明する。 連載目次 遠隔地(リモート)にあるPCを、あたかも目の前にあるかのように操作できる「リモート・デスクトップ接続」は、Windows OSの数ある機能の中でも特に便利なものだ。例えばサーバの管理や自宅からのリモート作業などで、この機能を常用している読者諸氏もいらっしゃることだろう。 2013年10月にMicrosoftは、iOS(iPhoneやiPod touch、iPad)とAndroid OS向けにリモート・デスクトップのクライア
レビュー 実用レベルに達しているAndroid/iOS用リモートデスクトップクライアント - 「Microsoft Remote Desktop」を試す Android端末とiOS端末から「Windowsリモートデスクトップ接続」が可能に Windows OSには、以前から「リモートデスクトップ接続」という機能が用意されている。文字通り、遠方のコンピューターにネットワーク経由でログオン(サインイン)し、デスクトップ操作を行うというものだ。同種の機能を持つアプリケーションと異なり、Windows OSに特化することで、LAN環境など一定以上のネットワーク帯域があれば、ローカルに近い操作レスポンスを提供している。 ただ、サーバーおよびクライアントはあくまでもWindows OSに限られ、過去にリリースされたのはOS X用クライアントのみ(接続プロトコルをフリー実装したFreeRDPなどもある)
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