では、論理的な思考や読み書きに結びつく、説得力ある話し方の論理構成とはどのようなものか。「考える技術・書く技術」の著者で、元・マッキンゼーコンサルタント、バーバラ・ミントが説いた理論的な伝え方の法則が「ピラミッド原則」だ。まず、キーメッセージやポイント、つまり結論を伝え、それを裏付ける2~4点の理由・根拠を説明し、さらに、具体的な説明や事例を加えていく。これは、もう一つの代表的な論理構成とされるP-E-E (Point-Evidence-Explain)構造とも一致する。ポイント→論拠→説明の順番だ。 ピラミッド型で話をしよう 筆者は全国紙の経済部記者、PR会社のコンサルタント時代に多くの経営者にインタビューし、また経営幹部に対して、メディア対応やプレゼンテーションのノウハウをコーチングしてきた。のべ1000人以上の社長、役員、政治家など、日本のリーダーたちの話を聞いたが、圧倒的多数が「逆
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