浜岡原発停止に起因して、日本が誤った方向に進みつつある事を伝える朝日新聞の記事二件に先程接した。これが、今回この記事を書こうと思った背景である。 先ず、第一の記事は電力、燃料費1兆円増 火力急増で7社赤字である。 東京電力を除く電力9社で2011年4~12月期の燃料費が、前年の同じ期間より計1兆円近く増えたことが31日、各社の連結決算から明らかになった。定期検査で止まった原発が再稼働できず、火力発電の稼働が急増したためだ。原発停止が重荷となり、7社で純損益が赤字になった。 2011年4~12月の8か月間で1兆円のコストインパクトと言う事は1年で1.3兆円と言う事になる。更に、昨年5月9日に中部電力が浜岡原発停止を決定し、その後各電力会社が定修原発の再稼働を順次見送った経緯を斟酌すれば、今後の赤字幅の拡大は確実である。 更に留意せねばならないのは原油先物市場(WTI)もイラン動乱次第であるが
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