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イギリスで医療制度改革が政治・社会問題として急浮上している。その発端は、赤字医療機関の人員削減が7000人に達することや、年収25万ポンド(約5000万円)にもなるGP(General Practitioner:一次医療を担当する医師)が存在することが相次いで報道されたことである。改革がうまくいっていないために、巨額の公的資金が浪費されているのではないか、という批判的な見方が強まっているのである。 これに対して、ブレア首相は4月12日に各地の医療機関の代表との会談(Health Summit)、18日には医療系シンクタンクでのスピーチ、19日は議会の党首討論で、公的医療制度NHS(National Health Service)改革を加速させていくと発言している。 長らく医療費抑制が続けられたイギリスでは、供給力不足が深刻化し、「手術まで何ヶ月も待たされる」「インフルエンザが流行する冬
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