本が売れるか売れないかは、作品の出来よりも時代のニーズに沿ったものかどうかということが往々にあります。 ある意味、生前は全然売れなかったけど、死後に評価されるなんてことは文学だけでなく、あらゆる分野でざらにあることでしょう。 あのゴッホが書いた絵だって、生前に売れたのはたった一枚ですよ! 近代文学の歴史でも、写実主義、ロマン派、私小説、戦後派など、時代時代によっていろいろな文学が一世を風靡してきました。 結局、そういう流行ってのは今でもあって、時代を反映したものがやっぱり売れるんですよね。 そういう意味では、現代の異世界転生やハーレム系ラブコメの人気なんてのは、現代の流行ということなのかもしれません。 でも、そこをもう少し分析してみると、僕が感じる現代のキーワードは、「閉塞感」と「不透明」ということなんじゃないかと思うんですね。 人口減少が続く中、結局、どんなに頑張っても戦後のように右肩上
![【小説の書き方について考える】時代 - アマチュア作家の成り上がり執筆録](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c19fd9c2cd15b6088c1d3624337c64f79a5d09e6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fb%2Fbunchiku%2F20240323%2F20240323073952.jpg)