衆院予算委員会は6日午前、菅首相と全閣僚の出席による集中審議を行い、空転が続いていた国会は2週間ぶりに正常化した。 首相は、問題発言で辞任した松本龍前復興相の任命責任を認めて謝罪したが、自らの早期退陣は否定した。 首相は松本氏の辞任に関し、「被災地の皆さんに大変不快な発言があり、私からもおわびしたい。大変残念な思いだ。任命責任は私にある」と述べた。 また、浜田和幸参院議員を自民党から引き抜き、総務政務官に起用した人事についても、「(自民党に)不快な念を与えたことは申し訳ない」と陳謝する一方、「(浜田氏側から)『復旧・復興に役立ちたい』という話があった。党を離れたりすることについては、最終的には政治家本人と有権者に(是非の)判断を委ねるべきだ」と語った。 自らの進退については、2011年度第2次補正予算案、特例公債法案、再生可能エネルギー特別措置法案の成立が退陣条件だとする考えを重ねて示した