12月11日正午、ソウルの日本大使館前では水曜恒例の、慰安婦問題をめぐる日本糾弾集会が開かれた。元慰安婦を支援する「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連、旧挺対協)などが主催する集会で、数百人とみられる参加者の多くは中学、高校生、大学生ら未成年や若年世代だ。 「皆さんと同じ年齢のころに、ハルモニ(おばあさん)たちは日本軍に連れて行かれて性奴隷にされました!」 壇上から毎週繰り返される呼びかけに、いつも通り学生たちが真剣な表情で聞き入っている。ただ、今回の集会がいつもと違うのは、学生たちが集う場所からわずか数十メートル離れた路地に、別の人だかりができていたことだ。
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