動物保護施設で新しい飼い主が現れるのを待つ犬とビッラーさん=ウィーン郊外、玉川写す動物保護施設で訓練を受ける犬たち。免許取得の実技試験では、散歩中に他の犬にほえかかったら減点だ=ウィーン郊外、玉川写す動物保護施設で新しい飼い主が現れるのを待つ犬=ウィーン郊外、玉川写す 「子供より犬をかわいがる街」といわれるウィーンで、捨て犬が急増している。ウィーン市が大型犬を飼う人に、しつけ徹底のため免許制度を導入したところ、煩わしい試験を受けるぐらいなら、犬を手放した方がいいという「ダメ飼い主」が続出。動物保護施設は、哀れな犬たちでパンク寸前だ。 ウィーンの中心街から車で約20分の郊外に、動物たちの「シェルター」がある。犬や猫など捨てられたペット、違法に持ち込まれたアライグマやチンパンジーまで約1400匹が身を寄せる、欧州でも有数の歴史がある私立の動物保護施設。動物たちは東京ドーム二つ分の敷地で約9