皇居お堀端、高層ホテル景観論争 宮内庁も「配慮を」 (1/3ページ)2008年12月14日19時29分印刷ソーシャルブックマーク 建て替え・高層化が計画されているパレスホテル(手前中央)。皇居がすぐ目の前だ=東京都千代田区丸の内1丁目、本社ヘリから、越田省吾撮影 東京都心の一等地、皇居と丸の内ビル街を巡って「景観論争」が持ち上がっている。お堀端にあるパレスホテルの高層化計画に対し、地元の東京都千代田区議会が景観保護へ異例の意見書を議決。市民団体も動き出した。五輪招致をにらむ東京都は都景観条例に基づく区域指定をする方針だが、これに千代田区が反発するなど波乱含みだ。 パレスホテルの計画によると、いまの地上10階、高さ約30メートルを地上23階、約100メートルのホテル棟とオフィス棟に一新する。「高層化で広い客室を確保し、外資系ホテルに対抗する」のが狙いだ。 計画は4月、千代田区の審議会で明らか