民主党の小沢幹事長は26日、党本部での定例記者会見で、高速道路の新料金制度の見直しを求めた小沢氏を前原国土交通相が批判したことについて、「前原君がどういうことを言ったのか全く関心はない。興味もない」と不快感を表明した。 小沢氏はさらに、「無料という前提で選挙を戦い、政権を担ったのに、実質値上げというバカなことがあるか、という声が充満している」と指摘したうえで、「最終的には政府、突き詰めて言えば、首相が決定する」と語った。 前原氏は23日の記者会見で「高速道路の建設を促進する要望をしておきながら、『値段が上がってはいかん』というのは二律背反だ」などと小沢氏を批判した経緯がある。かねて不仲で知られる両氏だけに、党内では舌戦の激化を心配する声もある。