オーストラリア・ブリスベーン(Brisbane)のローンパインコアラ保護区(Lone Pine Koala Sanctuary)で、洪水で生息地を失い保護されたコアラ(2011年1月15日撮影)。(c)AFP/Torsten BLACKWOOD 【9月23日 AFP】オーストラリアの人気者、コアラが直面する脅威が増しており、危急種の指定を検討するべきだとの公式調査報告書が22日、発表された。生息地が失われ、個体数が急減しているという。 報告書によると、野生のコアラは英国からの入植が始まった1788年以前には1000万匹以上いたと考えられるが、現在は推定4万3515匹と、著しく減少している。 コアラが直面している深刻な脅威には、干ばつ、森林伐採、都市開発、山火事、病気などがある。野犬に襲われる、自動車にひかれるなどの危険もある。中でも最大の脅威は生息地の減少で、クラミジアやコアラレトロウィル