孫大午氏=2019年9月24日、中国河北省の飼料倉庫内/Noel Celis/AFP/Getty Images 香港(CNN Business) 中国河北省高碑店市の裁判所は28日、中国政府への批判で知られる富豪の孫大午氏に対し、「騒動挑発罪」などで懲役18年を言い渡した。 孫氏は今年3月に逮捕されていた。同氏の企業「河北大午農牧集団」は国内に農業関係の事業を所有し、鶏肉加工やペットフード生産などの分野で約9000人の従業員を抱える。 高碑店市人民法院が微信(ウィーチャット)の公式アカウントに発表した声明によると、孫氏は群衆を集めて国家機関を襲撃した罪、公務執行妨害罪、騒動挑発罪などで有罪となった。 刑の一環で罰金311万元(約5200万円)の支払いも命じられている。 孫氏は2019年に起きたアフリカ豚熱の流行をめぐり、政府が流行の規模を隠そうとしていると公然と批判した中国で数少ない1人だ