香川県高松市で地場輸送をメインに営業展開している運送事業者では、ベテランドライバーの退職に頭を抱えている。 10代後半や20代前半で同社に就職し、10年以上勤務していた社員が立て続けに退職。そのうち数人は〝結婚〟を理由にしているという。 その理由に寂しい気持ちを持っているという同社長。「仕事上どうしても不規則な勤務時間になってしまうため、今の若手には向いていないのかもしれない。業界的に難しい」と嘆く。 今後、どのようにして社員の満足度を上げていけばいいか迷っているという同社長だが、「これを機に給与形態を固定給にし、時間給で払うことで年収を上げることにした。安定した収入で生活を送れるようにすることで、人材の確保に努めたい。今回は色々な部分を見直すきっかけになった。将来を見据えてしっかりと社内整備に取り組んでいきたい」と思いを語る。