約300万円に上る政務活動費の不正使用疑惑で、泣いてわめいて…の仰天会見を開き、注目を浴びた兵庫県議会の野々村竜太郎議員(47)。外国メディアもこの騒動を伝え、日本はおろか世界中に恥をさらすことになった。疑惑も号泣で済めばいいが、それで収まるほど世の中、甘くはない。詐欺罪で告発され、逮捕される可能性もあるというのだ。 「この日本…世の中を変えたいッ!」 会見席上、涙ながらに絶叫し、時の人となった野々村氏。衝撃会見のインパクトは海を越え、英インディペンデント紙(電子版)が「会見でのヒステリックな号泣がゴシップねたになった」と伝えたほか、タイムズ紙(同)も会見の様子を動画付きで詳報した。 ことの発端は、野々村氏が1年間に計195回の日帰り出張を繰り返し、交通費約300万円を政務活動費から支出していたことにある。 収支報告書に領収書や活動内容の記載はなく、会見はその釈明のために開いたものだった。