厳しいビジネス環境の下、中小企業が生き残るためには、社長自らが変わらなければならない。さもなければ、会社はつぶれるだけだという。 東京の西郊に広がる武蔵野台地。その南西部に位置する小金井市に、全国各地から中小企業の経営者たちが足繁く通う企業がある。オフィスや家庭の清掃用品「ダスキン」の代理店業務を中心に、地域に根ざしたビジネスを展開する株式会社武蔵野だ。同社はこのクリーンサービス事業に加えて、中小企業を対象にした経営サポート事業を手掛けている。経営者や幹部の意識改革を行う実践セミナーや、武蔵野自身の取り組みを紹介する見学会など、その内容は多岐に渡る。 経営サポート事業に参加する経営者たちを前に、自らが壇上に立って彼らを熱血指導するのが、武蔵野の小山昇社長である。「強い会社をつくりなさい!」(阪急コミュニケーションズ)や「本当に儲ける社長のお金の見方」(中経出版)など20冊以上の著書を世に送