オフショア開発をはじめるに当たっては外注管理的な視点にとどまり「なぜ日本の協力会社と同じようにできないのか」の問いに終始する現場の方が多いように思う。 そこに欠けている視点は、そもそもなぜ、オフショア先となる相手国の企業は日本向けの仕事をやりたいのか、ということである。それを知らなければ発注先企業やその従業員のインセンティブを引き出すことは難しいだろう。背景知識としては相手国の人材市場や行政そして産業発展状況にについて知っておきたい。 以下ではこのような視点を踏まえ3冊、そしてソフトウェア工学の立場から1冊の書籍をそれぞれ紹介する。 細谷竜一 1997年、米University of Illinois at Urbana-Champaignコンピュータ科学科修士課程修了。1998年〜2004年総合電機メーカーでのソフトウェア研究開発を経て、2005年〜2007年の三年間は大連にて中国最大手
ユーザーインタフェースの『デザイン』はとにかく奥が深くて面白い。その奥深さを私に知らしめてくれた名著3冊を紹介します。 どれも新しい本ではなく、また明日からすぐに使えるような技を紹介するレシピ本でもありません。時に、著者のひとりよがりな議論も見受けられます。しかしながら、それらを差し引いても、十分に読む価値があると思いますし、いずれの本も私の心に強く残っています。 著者達のデザインに対する深い洞察と熱い思いが、読者をデザインの本質に力強く導いてくれる、質の高い読み物です。ユーザーインタフェースのデザインに、腰をすえて向き合いたい人に、特におすすめします。 川原英哉 Sun Microsystems所属時に、次世代3次元デスクトップ環境である『Project Looking Glass』を発案して以来、新しいユーザーインタフェースの可能性の追求に没頭する。その後、米Googleを経て、現在は
結論から先に。SICPの次は Code Complete を読め。 Code Complete第2版〈下〉読了。 途中でマインドマップを知り、勉強ノートを描き直した。 上巻と同様に、これを読まずして何を勉強するのかといった濃い内容。 上巻と下巻ではやはり上巻の方がためになる気はする。 勉強方法 週3日決まった時間に読む。 経済の勉強と交互にやるってのがやっぱりあっている 気になったところを ChangeLog にメモし印刷して復習 大事なところはマインドマップにする 完了までのぺース 読んでノートを作るのに12時間。 復習は2時間くらい。これはもう一人勉強会だな。 上巻 6/24 P1-85 6/26 P89-150 6/28 P151-224 6/30 P225-316 7/2 P317-450 7/5 P451-564 下巻 7/7 P1-68 7/9 P69-P150 7/12 P1
SF作家筒井康隆さんが、最新作「ビアンカ・オーバースタディ」で、人気ライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」「灼眼のシャナ」などのイラストレーターいとうのいぢさんを挿絵に起用、8月8日発売の文芸誌「ファウスト」7号(講談社)に掲載される。8月23日には刊行を記念して筒井さんといとうさんのサイン会も開かれる。 「ファウスト」は03年に創刊された不定期刊行の文芸誌。これまでに「空の境界」の奈須きのこさんや「ひぐらしのなく頃に」の竜騎士07さんらが小説を発表するなど、若者に人気の作家が参加している。今回、筒井さんの作品が若い世代向けということで、人気のいとうさんに挿絵を依頼、いとうさんも筒井さんの「七瀬シリーズ」のファンであることから実現した。同誌には、「ビアンカ・オーバースタディ」の1~3話といとうさんのカラーイラストが掲載される。 サイン会は23日午後3時15分から東京・秋葉原の有隣堂ヨドバシAKI
ナンパはずっと昔に引退、今は結婚して妻と暮らしています。以下は、過去の説明です。(元ひきこもり夏目涼介のナンパ奮戦記。自衛隊の軍隊いじめで、ひどい対人恐怖症に……でも人生に絶望して自殺するくらいなら、ナンパして女の子と遊びまくりたい!) 名前:リョウ 年齢:27 一言:「相手に傷つけられるのが怖い」 「相手を傷つけてしまうのが怖い」 このように悩むひきこもりが、ナンパ師の世界に飛び込むとどうなるのか? 血のにじむような努力の果てに、一人前になるレベルまで行くと、何が起こるのか? どんな問題が起こるのか? 彼女ができたその果てに得た人間関係の答えとは? この無謀な挑戦の過程を、人間関係を考える上での参考として、ここに残します。
去年の暮れに「2008年には三冊、本が出るはずです」としゃべったのを記憶してくださっていて「二冊しかまだ出ていないけど・・・」と書かれた感想をいくつか読みました。 今日は「ウェブ時代 5つの定理」「私塾のすすめ」につづく今年「三冊目」の本のお知らせです。 書名は「生きるための水が湧くような思考」。 でも紙の本ではなく、ウェブブックとしました。経緯を少しお話しします。 2006年2月以来、書き下ろしで「ウェブ進化論」「ウェブ時代をゆく」「ウェブ時代 5つの定理」の三冊。対談で「ウェブ人間論」「フューチャリスト宣言」「私塾のすすめ」の三冊。過去の作品の文庫化が「シリコンバレー精神」。計七冊を出版しました。 そして、企画として最後に残っていたのが、さまざまな雑誌や新聞やウェブに掲載された僕の文章や対談から、本にまとめるに値するものを厳選し、テーマごとに分類して意味付けし、改めて構造化して、一ペー
なんか最近、twitter上で色々な分野で研究をしている人が議論する場面に遭遇したり、あとからそんな場面があったのを知って悔しがったりする日々が続いています。 「データでガツン」論争 http://sakstyle.tumblr.com/post/40444598 歴史学・科学・「データでガツン」 - klovlr@はてな 「データでガツン」論争・補遺 - klovlr@はてな 批評家ら科学へ http://klov2.tumblr.com/post/41360819 文系理系から教育制度へ http://klov2.tumblr.com/post/41416330 (id:sakstyleやid:klovさんなど、まとめてくれている方がいて大変助かります) この中でもたびたび出てくるし、ここに載ってないようなところでも、文/理の2分法や人文科学・社会科学・自然科学の3分法について議論され
マネジメントの原則がわかる、いわば原液。 そこらで1,500円で売っている「ビジネス書」は、本書の一部をうす~くのばして「再利用」していることに気づく。広い世の中、「ビジネス書を読むのがシュミ」なんて変わった御仁もいそうだが、100冊のビジネス書より、1冊の本書を使うべし。 しかしこれ、厚いんだよね。巨大な辞書といったカンジで鈍器にピッタリ。 もちろん、図書館の期限内で読みきれるはずもなく、痛勤電車に持ち込めるはずもなく、むなしく延長と延滞の日々を重ねてきた。抄訳である「エッセンシャル版」は読んだのだが、ブツ切りの主張が脈絡なく連なっている。 それが、ありがたいことに分冊版が出た。4分冊になっており、その第1巻を読む。おかげで、彼の考えを順番に追いながら、一緒に考え抜くことができる。すこし読むだけで「気づき」が山ほどでてくる。付せん使うなら、全ページに貼るハメになる(ヘタすると1ページに2
2008年07月07日01:30 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages coders.each{|you| you.get(this) if you.langs[0] != 'ruby' } # - 書評 - 初めてのRuby オライリーから献本....されませんでした:-( 初めてのRuby yugui ので自分で買ったのはいいけど、おかげでずいぶんと入手に時間がかかってしまった。Amazon、昨日まで「3-5週間待ち」だったもんなあ。しかしその買い、じゃなかった甲斐ありましたよ。いやあ脱帽。版型ぐらいしかケチのつけようのない、完璧な一冊。それですら、「動物本だから仕方がない」だし。これほどの出来とは。yugui、恐ろしい子。 本書「初めてのRuby」は、"Learning Ruby"の邦訳ではない。 序文 by Matz 失礼しました。一説によると、『Le
商品名: ブックオフが出版業界から嫌われるホントの理由 価格: ¥700 ショップ: 出版評論社@Web 今日は三省堂の神保町本店で販売されていた同人誌をご紹介します。こういう出版業界に対する評論を、業界の外部でやっている人たちがいて、コミケとかで評論集が販売されていたりしているって、これまで全然知りませんでした。同人誌と言えばコミックやゲームの二次創作ばかりかと思っておりましたが、こういうものはちょと面白そうなので、今年は15年ぶりぐらいに夏コミに行ってみようかと思います。 さてこの本は、2006年の9月にどこかの会場でおこなわれた鼎談イベントを収録したもののようです。参加者は、自称出版評論家の大内明日香さん、コミュニケーション評論家?の羽山大輔さん、日本経済新聞の川崎支局長の平片均也さん。内容を一言で言うと、「新刊書店は顧客を向いていないからダメなんだよ。ブックオフを見習え」というもの
2008年06月30日10:30 カテゴリ書評/画評/品評Love この読後感は錯覚じゃないよね? - 書評 - 学力低下は錯覚である 著者より献本御礼。 学力低下は錯覚である 神永正博 いわゆる学力低下を論じた本の中では最高傑作なのだが、しかしそうここで告げることがなんとも気恥ずかしい一冊でもある。 おこがましいことを承知で申し上げると、著者の芸風が、あまりに私に似ているのだ。 いや、私の芸風が著者にあまりに似ているというべきか。 本書、「学力低下は錯覚である」は、担当する学生たちのあまりの学力不足ぶりにorzとなった著者が、転んでもただで起き上がらずに立ち上がった際に得た奇貨。実は本書を私が知ったのも、Amazonの注文記録という奇貨であった。書評どころか私が本書の存在もしらなかったある日、本書の注文がどさっと入っていたのだ。これは何かあるに違いないと思い、私自身1部注文してしまった。
2008年06月24日22:00 カテゴリ書評/画評/品評iTech わかってどうするかが問題 - 書評 - これならわかるネットワーク 著者より献本御礼。しかもサイン入り! これならわかるネットワーク 長橋賢吾 Geekなぺーじ : これならわかるネットワーク 880円(税抜き)という価格帯の本の中では、私が知る中で一番しっかりと通信技術を解説している本だと感じました。 うむむ、この観点から行くと、実は「郵便と糸電話でわかるインターネットのしくみ」という強敵がいて、解説に限って言うと、あちらに軍配を上げざるをえない。著者が劣るのではない。岡嶋裕史がすごすぎるのだ。 それでも、あえて言う。プロを目指すなら、読むべきはこちらだと。 本書「これならわかるネットワーク」は、実際にIPv6の割当を担当していたTCP/IPの専門家が書いた、TCP/IPの一般啓蒙書。私のCTO時代にIPv6の割当をし
2008年06月26日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Art s/部下/同僚/g - 書評 - 部下を動かす教え方 滝@日本実業出版社様より献本御礼。 部下を動かす教え方 松尾昭仁 初出2008.06.25; 販売開始まで更新 ああ、なんともったいない。タイトルが市場を狭めている。 「部下」を「同僚」と言い換えても成り立つのに。 本書「いつも仕事に追われている上司のための 部下を動かす教え方」は、「生き残る上司」の著者の「教え方」を一冊にまとめたもの。前著も悪くなかったが、本書はずっとイケてる。 目次 - アマゾンキャンペーン - 部下を動かす教え方より 教え上手になって、仕事がうまく回る「仕組み」を作ろう! - はじめに 第1章 「教える」ことで、あなたも組織も成長できる あなたが教えなければ、会社の成長はありえない 「自分でやるほうが早い」は大間違い 「スピード最優先時代」だからこ
2008年06月23日09:00 カテゴリ書評/画評/品評Psychoengineering 嘘という真実 - 書評 - 嘘を見破る質問力 日本実業出版社より献本御礼。 反対尋問の手法に学ぶ 嘘を見破る質問力 荘司雅彦 本書を読了して、なぜ著者が人気弁護士となったのかがやっと理解できた。 著者は、法律以上に人というものをよく理解しているからだ。 嘘を見破るためというより、人というものを見究めるために読むべき一冊。 本書「反対尋問の手法に学ぶ 嘘を見破る質問力」は、「最短で結果が出る超仕事術」を著した著者が、弁護士という本来の仕事に立ち返って、嘘というものに関して考察し、それを通して人というものを洞察した一冊。 目次 - 日本実業出版社より はじめに 第1章 華麗なる芸術、反対尋問 1 反対尋問を駆使して嘘を見破る 2 リンカーンが用いた危険な技法 3 反対尋問の技術をビジネスで活用する 第
【本の概要】◆今日ご紹介するのは、このブログの読者さん的には「ツボ」であろう読書術のご本。 何と言っても本の帯のフレーズが魅力的です。20年間速読法を磨き続け、年間500冊以上の本を読破する「速読勉強法の達人」が教える! 本をツールとして使いこなし、仕事のアウトプットを10倍高める読書術。 またしてもMasterさんに先を越されてしまったのですが、私も大プッシュさせて頂きます! いつも応援ありがとうございます! 【目次】Chapter 1 本をツール化する習慣を身につける Chapter2 情報感度が10倍高まるスピード読書術 Chapter3 読みたい本がすぐに見つかる選書術 Chapter4 対話力を高めるコミュニケーション読書術 Chapter5 論理的思考力が身に付くロジカル読書術 Chapter6 発想が豊かに広がるアイデア読書術 Chapter7 どんどん自分を表現できるアウト
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く