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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH (7)

  • 矢沢あい『Paradise Kiss』1〜4巻(集英社/2000〜2002年) - TRiCK FiSH blog.

    『NANA』で大人気の作者が、「Zipper」で連載していた作品。既に完結したらしく、もうすぐ5巻も出るらしい。物語は、進学校の優等生の女の子が、服飾系高校の生徒にモデルのスカウトをされて、彼らとつき合ううちに「なんでもない私」という不安に陥り、それから脱しようとモデルの道を歩んでいく、なんて感じ。 ポイントは、真面目な優等生の主人公・紫(ゆかり)が、服飾系高校・矢沢芸術学院(ヤザガク)のグループ「パラダイス・キス」の面々と知り合い、変わっていく過程だ。 まず、前提的に押さえておくべきことは、この両者は、普通科の進学校の紫が「一心不乱に受験勉強に勤しむ無自覚な存在」として、ヤザガクの面々が「一生懸命に夢に向かって努力する自覚的な存在」として、対照的に描かれているところだ。当初、紫は、「何こいつ」とヤザガクの面々に拒否反応を示すが、彼らと親交を深めるうちに「だってあの子達は 自分の選んだ人生

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    junkMA 2007/10/16
    主体的であることを要求されてそれに答えようとする矛盾
  • TRiCK FiSH blog. - 90年代を再考したいときの100冊

    いまはまだ80年代ブームがぼちぼち続いていて、『恋の門』や『下物語』の演出などからも僕はそれを感じちゃうわけだけど、このブームの理由はさほど複雑ではなくて、それは80年代を謳歌した世代が生産する側に回って決裁権を持ち始めたという話でしかないと思うし、べつにそんなことはどうでもいいんだけども、まぁでも10年後とかに90年代ブームなんてものは来るのかなぁとぼんやり思う。 バブル崩壊、55年体制の崩壊、阪神大震災、オウム事件、不況等々──90年代には明るい話題はあまりなく、戦後日が盤石だと信じ切ってきたことが、失われていった時代だった。 でまぁ、そんな日の90年代を再考したいときの100冊を、唐突に挙げてみる。順番は、ISBNナンバー降順なので、ほぼ順不同。ジャンルにこだわらずバランス良く選んでみたけど、やはり時代を見通すということで、社会学、メディア論系のが多く、人文寄りのものは少ない

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    junkMA 2007/09/11
  • こじらせたいあなたのための「モテ/非モテ」論争入門 - TRiCK FiSH blog.

    「中二病は夢と希望に溢れている──」 以前、青春評論家・青野春朗による名言を残して幕を閉じた「こじらせたいあなたのための中二病入門・男子編」(id:TRiCKFiSH:20050408:p1)。そんな青野春朗が帰ってきた! 今回青野が切り込むのは、現在はてなギョーカイを席巻している「『モテ/非モテ』論争」についてだ。……が、そんな編集部の期待をよそに人はさほど乗り気はない様子。 編集部は粘り強く氏と交渉を重ね、2ヶ月間を経てやっと今回の掲載にいたった。しかし、青野氏から出された条件がひとつだけあった。それは、「TRiCK FiSH blog.の編集長との対談という形式ならいいよ。だって、おいら大してモテとか非モテについて興味ないんだもん」というものだった。 そこでTRiCK FiSH blog.大編集長・松谷(最近のマイブーム・韓国映画)もついに重い腰を上げ、このビッグ対談が実現した! 

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    junkMA 2007/07/09
  • あのひとの“現実”とわたしの“現実” - TRiCK FiSH blog.

    以下はよくある話だ。とくにモデルはない。 Aさんがいる。Aさんはあることについて独自のことを言っている。それまでの文脈をまったく無視はしないものの、強引に独自の見解を織り交ぜて意見を発している。しかもその声はとても大きいから、多くのひとびとの耳目を集めている。 そんなAさんを見て、生真面目なBさんは納得いかない。だからBさんは反論する。「Aさんは間違っている。これまでは、○○という意見が大勢を占めてきたし、識者も評価してきたのだ。それが定説なのだ。Aさんはケシカラン!」 しかしながら、AさんはそんなBさんの声に耳を傾けようとはしない。もしかしたら、知らないのかもしれない。なにはともあれ、Aさんは自分の意見を信じている。正しいと思っている。それがAさんの信じている“現実”なのだ。 そうこうしているうちに、声の大きいAさんの意見に賛同するひとびとが現れ始めた。その数はどんどん増えていき、Bさん

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    junkMA 2006/05/26
    監査装置が必要だ。
  • TRiCK FiSH blog. - 「サークルクラッシャーという問題化」という問題

    ちょっと思いつきを。 最近はてな界隈では「サークルクラッシャー」という語が流行っているようで、その際に挙げられるのはマンガ『サユリ1号』(id:TRiCKFiSH:20030703:p1)だったりする。なるほど、それはよくわかる。 ただ、僕の興味は、彼女たちがいま「サークルクラッシャー」として問題化されることそのものにある。つまり、「『サークルクラッシャーという問題化』という問題」が気になる。 というのもね、「サークルクラッシャー」と呼ばれるタイプの人──ある特定のサークル(集団)内でさまざまな男性と関係を持ってしまう女性は、むかしからいた。だけど、そのとき彼女は「サークルクラッシャー」とは呼ばれずに、「公衆便所」とか「サセ子」とか「ヤリマン」とか言われ、サークルの男を一周したあとで排除されたりしていたはずだ。 だけど、そんな彼女たちは、いまでは「サークルクラッシャー」と呼ばれるようになっ

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    junkMA 2006/05/23
    『「サークルクラッシャー」は、そういう女性が増えたんじゃない。そのような存在にクラッシュさせられる男子サークルの脆弱性のほうにこそ問題がある。』流れには逆らえない。悔しかったら流れを作るしか……難問。
  • 「腐女子」と「文化系女子」にかんしての問題発言 - TRiCK FiSH blog.

    ■[Hit!]「腐女子」と「文化系女子」にかんしての問題発言 「腐女子」とか「文化系女子」とかいう言葉が一部メディア*1を賑わしている昨今だけども、僕にはずいぶん前から率直な疑問がある。というのも、そこで騒いでる人たちには30代とかが目立つからだ。 そこで「“腐女子”も“文化系女子”も、30すぎて“女子”はねーだろ!」とだれか突っ込まないのだろうか。やはり、それはクリティカルすぎる問題系なのか。たしかにオジサンも恐くて、あんまり大きい声では言えないぉ☆ だから先に謝っておきます。 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい! たしかに、74年以前に生まれた女性は、みんな永遠の少女だと思う。でも、75年生まれ以降はコギャルと呼ばれた世代。ここになにかがあるんだけど、細かく説明するのは面倒なので、気が向いたら書くよ。 ちなみに僕は74年生まれで、両世代との架け橋とな

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    junkMA 2006/05/10
    なんだろうね、“女子”っていう言葉に含まれるクッション性って。
  • ある友人の問題発言 - TRiCK FiSH blog.

    今日、ちょっと歳の離れた若い友人(男)とお茶してたんですよ。彼はあんまり目立ってないはてなダイアリーユーザーでもあるひと。 そしたら、彼が昨今のネット状況(つーかはてなまわり)に対して、こういうふうな問題発言したんですよ。 最近はてなのブログって、見てて辛いですね。地方のサブカル学生と、専門バカのキチガイ院生と、歳いった炎上オヤジと、うだつのあがらない三文ライターが、いろんなところで自意識の小競り合いばかりやってるように見えるんですよ。 ホント、痛々しい。 だって! みんなこれは噴き上がった方がいいよー! ちなみに俺の発言じゃないから、俺に噴き上がらないでね。俺は問題提起しているだけだから*1。 ちなみにその意見に対しての俺のコメントは、「あ、そうなん? 俺、そういうブログはあまり見ないから知らないんだけど」ってものでした。ホントに読まないからなんとも言えないんだよね。そこじゃなくて、「う

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    junkMA 2006/04/17
    愚痴に反応しろとさ。あんまりすぎて当初はブクマする気が起きなかった。改めて。
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