統合失調症の陽性症状・陰性症状とは【医師が解説】統合失調症の症状は大きく「陽性症状」「陰性症状」の2つに分けられます。陽性症状は病気の急性期を特徴づける症状で、症状の程度は時の経過で次第にマイルドになる傾向があります。一方、陰性症状は病気の発症後、年数を経るにつれて目立ってくる傾向があります。2つの症状の特徴について詳しく解説します。 統合失調症は代表的な心の病気の一つです。この病気は10代、20代の若い年代に発症する事が多く、発症率は人口の1%前後です。統合失調症は日常生活に大きな支障を生じさせる可能性があり、軽くみることはできません。病気の発症後、治療を受けないでいると、その症状のため、発症以前のような生活を送ることは通常困難です。 今回は統合失調症とはどんな病気なのか、うまくイメージできますよう、その症状をメインに解説します。 統合失調症の症状……陽性症状と陰性症状の違い 統合失調症