首都高速道路は9月20日、2008年度中に導入を目指す、首都高の新しい料金体系について料金案をまとめた。新料金案の最大のポイントは、ETCを利用した距離別料金制。現在首都高では均一の料金体系を採用しているが、この料金案が通れば、東京線・神奈川線・埼玉線いずれも、走行距離に応じて50円きざみで通行料が上がることになる。新料金体系と現行料金は以下の通りだ。 東京線:初乗り400円→最大1200円(現在は700円) 神奈川線:初乗り400円→最大1100円(現在は600円) 埼玉線:初乗り300円→最大550円(現在は400円) 上記の料金は原則としてETCの利用者が対象で、現金で支払う場合には入り口で最大料金を徴収する。都内なら乗った距離が何キロでも1200円だ。 しかし「そもそも、首都高の料金は将来的に無料になるはずではなかったっけ?」と記憶にある方も多いだろう。新料金について「実質的な値上