「マーケティングオートメーション」に注目が集まり、日本国内でもツールを導入する企業が増えている。一方で、導入したものの効果的に活用できていないという声も多く聞こえてくる。なぜマーケティングオートメーションの導入が上手くいかないのか、そして、成果を出すためのポイントはどこにあるのか、次世代のマーケティングオートメーションとして「マーケティングプラットフォーム」を提唱し、この分野に定評のあるフロムスクラッチ 代表取締役社長 安部泰洋氏に聞いた。 運用に失敗してしまう企業が多い理由 ――2014年から2015年にかけて、マーケティングオートメーションの導入企業が増えています。その背景から、教えてください。 マーケティングオートメーションが誕生した背景を紹介することが、一番分かりやすいでしょう。企業の営業活動において、これまで常に課題になってきたのが“リードの管理”です。 例えば、10人の営業担当