ブックマーク / taknakayama.hatenablog.com (8)

  • N響の達成 - 横浜逍遙亭

    久しぶりのエントリーです。 2月の下旬にN響が欧州主要都市をまわって演奏会を催してきた。昨年末にこのブログに書いたように、今のN響ならばそれなりの評価を得るとは思ってはいたが、今日、録画していたベルリンでのコンサートの様子をやっと視聴し、これは期待していた以上に素晴らしいと納得させられてしまった。 そこで今頃になってグーグルで検索をしてみたのだが、こちらのロンドンはロイヤル・アルバート・ホールでのコンサート評などは、ほぼ絶賛の域に達しているではないか。慶賀の至りというべきである。日のオーケストラが欧州の批評家にここまでの言葉をもらえたためしはなかったはずだから、日人のリスナーとしてはやはり、とてもとてもうれしい。 ■NHK Symphony Orchestra, Tokyo, Järvi, RFH: Hi-Definition Mahler with plenty of fire in

    N響の達成 - 横浜逍遙亭
    k-takahashi
    k-takahashi 2017/04/10
    『日本クォリティの切れ味(incisiveness)がそこにあるという言葉を、N響は欧州の音楽都市ロンドンの批評家から引き出した』
  • 子供のスポーツで監督になり、いばっているおじさんの気持ち悪さ - 横浜逍遙亭

    『もしドラ』の高校野球部マネージャーである主人公が「甲子園に行く!」をチームの目標に定めたのは、現実にはマネジメントの失敗につながりかねないという、ちょっと大人げなく聞こえるおそれもある感想を前回のエントリーに書いた。ところが実際の高校野球では、とてもそこまでの実力がないチームが「甲子園をめざします!」と語るようなのである。その結果、怏々として何が起こるかと言えば、甲子園をめざすための科学的なマネジメントの導入ではなくて、土にまみれる猛練習と精神論の跋扈である。そして、僕の個人的な知見の範疇でだが、驚くほど多くの子どもたちが体をこわす。明らかに指導が間違っていると僕は思うのだが、それらの犠牲はチームを成長させるための肥やしだと達観されているのだろう。反省は見られない。肩を壊す連中が出るような猛練習を乗り越えて剛速球を投げるピッチャー、200球の投球をなんとも思わないピッチャーを作ることがチ

    子供のスポーツで監督になり、いばっているおじさんの気持ち悪さ - 横浜逍遙亭
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/05/25
    『何が起こるかと言えば、甲子園をめざすための科学的なマネジメントの導入ではなくて、土にまみれる猛練習と精神論の跋扈』 『子供のスポーツにおいて「イチバン」だけが目標であることの危険性』
  • 松井を送るニューヨークタイムズの読者たち - 横浜逍遙亭

    松井秀喜がヤンキースを離れるという一報がニューヨークタイムズ電子版に掲載されてから、短時間に多くの読者メッセージがその記事のコメント欄に寄せられている。松井に対し、どれも驚くほど好意的で、それどころか、その多くが思い入れたっぷりに感謝と惜別の念を表明するものになっている。凡打の山を築き、「ゴロの王様」と揶揄された一年目のレギュラーシーズンを思い起こすと信じられないハッピーエンドだ。 近年の故障がちで、来の力からすればまだ領発揮とまではいっていなかったにもかかわらず、これだけニューヨークのファンの支持を集めたのは、今回のワールドシリーズMVP受賞に象徴される、大事な場面で成績を残したクラッチプレイヤーとのしての実績と、控えめで温厚な人柄が米国人にも好かれたということだろう。コメント欄のなかに、ティノ・マルティネス、ポール・オニール、バーニー・ウィリアムスらがいなくなってから、松井がそれら

    松井を送るニューヨークタイムズの読者たち - 横浜逍遙亭
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/12/22
    『こういう電脳文化は日本には生まれなかった。電脳空間はリアルの空間と地続きで、リアルの空気を直裁に反映している。そう考えると萎えるものがある』
  • 事業仕分け雑感 - 横浜逍遙亭

    この一週間、事業仕分けなるものの映像がニュースのたびに流れていたが、あれはその趣旨は別にして、見ていて気持ちのいいものではなかった。会社員をやっていれば、ほとんどの者が知っていることだと思うが、正しくない部分を指摘するのは新しい何かを提示することに比べれば実にたやすい。日の一流企業や役所に勤めている人たちは、受験勉強の時代から論理的に思考をすることはしこたまやっているから、間違い探しはお手の物だ。そこに権力を持つ者の傲慢さが加わると、テレビニュースのような案配となる。あれを「今までいばりくさりやがって、ひひひ、役人どもざまーみろ」と見るかどうかは、あなたやわたし次第。私も昔、中央官庁や特殊法人とかかわる仕事を少しはし、そこで嫌な思いをしたのは一度ではない。でも、目には目を、勝てば官軍鼻高々の精神は最低だ。 阿呆な施策をやめて税金の無駄遣いをなくすのは大賛成、そのための調整大賛成。でも、施

    事業仕分け雑感 - 横浜逍遙亭
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/11/21
    『多くの案件が理念や方針に遡って議論を行う必要があるはずで、もちろんそれは1時間足らずで出来るはずがないと素人だって思う』
  • 梅田さんの「残念」について - 横浜逍遙亭

    梅田望夫さんが、はてなブックマークには馬鹿なコメントが多すぎると発言したり、Webメディアのインタビューで、『ウェブ進化論』以降の日での成り行きにがっかりしたという趣旨の発言をしたことに対し、多くの批判がブログ界に巻き起こった件については、興味を持ってそれらの反応を読んだ。あまり上手に咀嚼できている気はしないが、僕が理解した限りでは、梅田批判の視点は幾通りかに分類される。 第一は『ウェブ進化論』の記述内容や論理展開に納得がいかないというものである。これは『ウェブ進化論』刊行直後からウェブメディアやブログ上で見られた意見であるが、この亜種ないし発展系として、梅田さんが言うとおりになっていないじゃないか、あれは単なる理想論、絵に描いたに過ぎなかったんじゃないかというものがある。これが一つ目。 二つ目は梅田さんが「残念」と語ったことが転向であり、そのこと自体が残念である、あるいは許し難いとい

    梅田さんの「残念」について - 横浜逍遙亭
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/07/22
    『梅田さんが語る「残念」が、「十人に一人」に対する「残念」なのか、「十人に一人」が十人に二人、十人に三人へと広がっていかなかったことへの「残念」なのか』「十人に一人」の足を引っ張る「十人に一人」かな?
  • iPhoneはウォークマンにはかなわなかったという話 - 横浜逍遙亭

    2ヶ月間、ブログを書かなかったときに、その時間何をしていたかというと、iPhoneで遊んでいた。podcastアメリカのニュースを見ることができるのが珍しく、「青空文庫」のリーダーである「i文庫」を使って夏目漱石や芥川龍之介を読んでみたり、GPS機能を活用した地図の現在位置表示を活用したり、さらには電車の乗り継ぎを調べたり、あるいはTo-doアプリの「ta-da List」で仕事の予定をパソコンと連動して管理したりと、仕事に娯楽、実用に暇つぶしにiPhoneはあっという間に生活のなかで大きな一を占めるようになってしまった。もちろん、これらの機能に電話やメールがくっつくいて、さらにみなさんのブログもこれで読む。実に便利なガジェットである。 ただ、不満がないではなく、とくに電池の減るスピードが速いのはいただけない。なんだか充電のしっぱなしという感じ。iPod機能はpodcastのときにだけ使

    iPhoneはウォークマンにはかなわなかったという話 - 横浜逍遙亭
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/05/02
     『あれ以上の、感覚上の革新は体験したことがない』
  • 井川慶の直面している現実とアメリカのビジネスの厳しさ - 横浜逍遙亭

    週末の午前中、外出しないときはたいがいNHKの大リーグ放送をつけっぱなしにしている。今日はヤンキース対アスレチックスのゲームで、井川がマイナーから上がってきて初めての先発だった。3回ツーアウトまではランナーを一人も出さないピッチングだったのが、9番のケンドールにツーアウトを取った後に高めに浮いた球をレフト線ぎりぎりにホームランを打たれ、次のスチュアートにはセンターに連続ホームラン。動揺はあからさまでその次のバッター二人をフォアボールで出すなど急にぎくしゃくとし始めた。6回にはジョンソンにヤンキースタジアム右翼の上段席まで飛ぶツーランホームランを打たれ、4失点で降板。周囲が再スタートのマウンドを注視する中、なかなか厳しい結果となった。 井川については、ヤンキースへの入団が決まった直後にテレビでインタビューされているのを見たときにちょっと心配になった。というのは、彼が「ヤンキースもタイガースと

    井川慶の直面している現実とアメリカのビジネスの厳しさ - 横浜逍遙亭
    k-takahashi
    k-takahashi 2007/07/02
     『「強くなくては生きていけない。優しくなれなければ、生きていく資格がない」』
  • ダサイのはオーケストラ - 横浜逍遙亭

    昨日のブログで子供にクラシック音楽が受けない話を書いたが、これは実際には但し書き付きと言わねばならない。正確にはオーケストラ音楽が受けないのだ。 末の息子は赤ん坊の頃から大の音楽好きでピアノを弾く。大好きなのはEXILEやCHEMISTRYなどのJ-POPだが、ピアノであれば、小さい頃から習ってきたこともありクラシックにもそれ相応に敏感に反応する。長男も四六時中弟のピアノを聴かされてきた学習効果ということか、ピアノ音楽はそれほど違和感なく受け止める。二人ともグールドのモーツァルトやポリーニのショパン練習曲に対し「ヤバッ」と、実に正しい評価をする。 ところが、これに対してオーケストラはひたすらダサイ音楽に聞こえるようである。今年、個人的には知り合いが演奏する第九を3回聴いた「第九の年」だったのだが、叔母が歌った演奏会に長男を誘ってみたら、「誰に向かって言ってるかわかってんの?」と答えが返って

    ダサイのはオーケストラ - 横浜逍遙亭
    k-takahashi
    k-takahashi 2007/02/16
     組織論、というと言い過ぎか。
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