栄えるものはいつか滅びる。これは時空という大きな大河の流れに生きる世界の理(ことわり)ですが、ダイエーの滅びっぷりは日本経済史に残る伝説となりました。 かつては小売界の恐竜として君臨したダイエーの勢いのまま店舗数を増やしていた、ダイエーグループのファーストフード店がありました。 彼の名を、ドムドムハンバーガーと言います。 この名前を聞いた反応は、おそらく二手に分かれると思います。 一つは、 「あー!そんなお店あったな!」 と膝を打って懐かしむグループ。 もう一つは、 「まだあったんや?」 とビックリするグループ。 共通点はどちらも本人の中では既に過去の記憶の存在となっていたドムドムバーガーですが、過去の存在なんてとんでもない。実はまだあるのです。 ちなみに、私は前者の後、後者の感情がこみ上げてきました。そういう方も案外多いかもね。 ドムドムバーガー誕生の背景 時は高度経済成長時代真っ只中の
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