この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注によって参照されておらず、情報源が不明瞭です。 脚注を導入して、記事の信頼性向上にご協力ください。(2020年5月) 喜多川歌麿 「名所腰掛八景 鏡」 大首絵(おおくびえ)は、主に江戸時代に描かれた浮世絵の様式のひとつで、歌舞伎役者や遊女、評判娘などを半身像や胸像として捉えて描いた浮世絵版画を指す。役者の演じる表情や遊女の美貌を間近で鑑賞したいという要求から生まれたものである。 享保(1716年 - 1736年)頃の鳥居清信による漆絵が最も古い作品といわれるが、この時期の作品の例は極めて少ない。その後、安永(1772年 - 1781年)頃になると多く見られるようになり、天明(1781年 - 1789年)の頃には、勝川春章、勝川春好、勝川春英というように大首絵を主として描く絵師が現れ、役者絵の東洲斎写楽、美人画の喜多川歌麿によって