株、為替、不動産から仮想通貨まで、大きな成功を収めた7人に取材を敢行した。忍び寄る恐慌を前に、果たして、金持ちたちは何に備え、資産をどこに張ろうとしているのか? 『金持ちが考えたこと一覧』と題して考えるシリーズ。 <日経平均と響煇氏の資産推移>数十万円で投資を開始。アベノミクス初期には信用取引も駆使し資産を爆増させ、昨年には資産5億円へ到達。昨年末以降、上昇トレンド終焉への警戒を強め、今年の下値メドは1万6000円と読む 「投資に役立ったのは島田紳助さんの本。彼はお客さんの男女比や年齢、漫才小屋の温度といった外部環境を意識して、自分に合った売れるスタイルを設計したと書かれていました。実はこれ、投資も同じ。外部環境に応じて銘柄の選定や売買も変えないといけません」 そう解説するのは資産5億円超え、昨年だけで1億円を稼いだ響煇嚆矢氏だ。 「世界的な金融緩和の流れは簡単には巻き戻せません。アメリカ