窓を突き破る大量の泥、道路を塞ぐ流木や岩――。13、14日に大雨特別警報が出た広島市では、住宅地のすぐそばで土砂災害が発生し、複数の家屋に被害が出た。死傷者は確認されていないが、住民らは「あっという間の出来事だった」と恐怖を口にした。雨は17日以降に再び強まる恐れがあり、地域の不安は高まっている。爪痕が残る現場を記者が歩いた。 少し青空が出た15日午後、同市西区田方3の団地を訪れると、住民らは土砂を片付けながら「怖かったね」「大丈夫だった?」と声を掛け合っていた。降り続く雨で裏山の土砂が崩れ、住宅街を直撃。一帯には泥の臭いが立ちこめていた。住民らは災害時の様子を証言した。
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