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ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (14)

  • 「抱き上げおせっかい野郎」と8年前に読んだ「お母さんと子ども」という話 - いつか電池がきれるまで

    shinoegg.hatenablog.com 北海道の置き去り事件のニュースをみて、ずっとモヤモヤしつづけているのは、「ひどい親」に対して腹が立っているから、というのではなくて、もしかしたら、ああやってカメラの前に立っているのは自分ではないか、と想像せずにはいられないからです。 言う事を聞かない子どもに対して、「しつけ」と称して、置き去りにしたり、家から放り出したり、というのは、そんなに珍しい話ではないと思います。 もちろん、「あんなところ」では危ないし(5分で戻ってきたというのも、その危なさを感じていたからだろうとは思う)、置き去りの有無よりも程度のほうが重要ではないか、という意見もあるだろうけど。 僕は正直、「自分がああいう環境に住んでいて、カッとなってしまったら、ああいうことをやってしまうのではないか」と想像せずにはいられないのです。 あれは、「しつけ」なんかじゃないし、そんなこと

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  • はじめて村上春樹を読む人のためのブックガイド(2015年版) - いつか電池がきれるまで

    www.huffingtonpost.jp 2015年「も」とか言われてますが、最近はもう、この時期の風物詩みたいな感じになってきています。 逆に、「もし受賞したら、来年から寂しくなる」かも。 今年は、村上さんご贔屓の東京ヤクルト・スワローズが14年ぶりのリーグ優勝ということで、「ノーベル賞も村上さんのところに来るのではないか!」なんて一部で盛り上がっていたわけですが、考えてみれば、ノーベル賞の選考委員の大部分は、ヤクルト・スワローズとか、日のプロ野球のことなんか知らないわけで。 村上春樹さんが神宮球場でヤクルトの試合を観ているときに「小説を書こう」と思いついたのは有名な話なんですが、カープファンじゃなくてよかったなあ、と。 カープファンだったら、あまりの貧打っぷりにイライラするばっかりだったかもしれないから。 ちなみに、この「村上春樹さんのノーベル賞受賞騒動」というのを遡ってみると、け

    k_yamori
    k_yamori 2015/10/10
  • あまり本を読まない中学生・高校生が、夏休みに何か一つ小説を読んでみようと思ったときにお薦めしたい厳選10作 - いつか電池がきれるまで

    timeisbunny.hatenablog.com anond.hatelabo.jp gathery.recruit-lifestyle.co.jp これらのエントリをみて、「こういうの、面白そうだな」と思ったんですよ。 僕は自分がずっと「好き」だったので、正直なところ、「が好きな人の視点」でしか、読めていないし、紹介もできていないのではなかろうか(というか、たぶんそうです)。 そもそも、の感想をブログに書こうなんて人は、好きで感想を他者と共有したいか、アフィリエイトで稼ぎたいか、あるいはその両方か、なので、「を読むのがあまり得意ではないけれど、何か読んでみたいな、と思っている人」には、敷居が高くなりすぎているのかもしれない。 そこで、今回は、僕なりに自分が中高生に戻ったつもりで、「あまりを読まない中高生が、夏休みに何か一つ小説を読んでみようと思ったときにお薦めしたい厳選1

    あまり本を読まない中学生・高校生が、夏休みに何か一つ小説を読んでみようと思ったときにお薦めしたい厳選10作 - いつか電池がきれるまで
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    k_yamori 2015/08/01
  • 『完全自殺マニュアル』を、知っていますか? - いつか電池がきれるまで

    「元少年A」が書いた『絶歌』というについての、担当編集者へのインタビューがありました。 www.bengo4.com 僕は『絶歌』未読なのですが、ここで紹介されている担当者の言葉を読むだけでも、いろいろと考えさせられます。 「手記を読んだとき、個人的にすごいなと感じたのは、彼が少年院を仮退院した後、保護司さんや里親、更生保護施設などから、ものすごいフォローを受けていたことです。罪を犯した少年が更生するために、これだけ様々な人が力を貸しているんだということを、ある種の驚きを持って読みました。 ここは、全然知られていないところです。少年を更生するために、いろいろな方々がほとんどボランティアみたいな形で力を尽くしている。もちろん、制度について大まかな話を聞いたことはありましたが、ここまで細やかなフォローをしながら、社会に慣れさせて、段階を踏んで更生する形になっているとは・・・。今回、手記を読ん

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    k_yamori 2015/06/18
  • 「こどもの日」と「子どもの日」と「子供の日」 - いつか電池がきれるまで

    5月5日は、端午の節句。そして、「こどもの日」です。 ああ、そうか今日は「こどもの日」なんだな、と思い出し、うちの子どもたちにも柏を買って帰ろう、とか、ずっとカープは「鯉のぼりの季節まで」とか言われてムカついていたけれど、今年は「鯉のぼりの季節まで」のほうがはるかにマシな状況だな……と暗澹たる気分になり。 こうして「こどもの日」の話について書こうとして、ふと迷ってしまいました。 さて、今日は「こどもの日」なのか、「子どもの日」なのか、それとも「子供の日」なのか? この「こども問題」というのは、プロの物書きにとっても、なかなかスッキリしないみたいです。 『その「正義」があぶない』(小田嶋隆著・日経BP社)より。 子供は、原稿を書く人間にとって、何よりもまず、表記の問題として立ち上がってくる。 このことに、私は、過去20年来、折にふれて、わずらわされてきた。 たとえば、どこかのメディアに原稿

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    k_yamori
    k_yamori 2015/05/05
    全く同意見ですし、同じことを考えて同じような結論になった自分がいます。
  • 「もう少し面白い文章を書きたい人」に、読んでみてほしい7冊 - いつか電池がきれるまで

    前回、「うまい文章」について考えてみたのですが、「文章の書きかた」って、考えれば考えるほど、よくわからなくなってくるのです。 僕は「文章術」を書店で見かけると、つい購入してしまう、「自分では拙い文章しか書けないけれど、文章術を読んで『その気』になるのが好きなワナビーブログ野郎」なんですよね。 そこで、どこかで誰かがこの僕の屍を越えてくれることを願って、「文章」を書くことに興味がある人へオススメしたい7冊を御紹介します。 おとなの小論文教室。 (河出文庫) 作者: 山田ズーニー出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/02/04メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 25回この商品を含むブログ (19件) を見る以下は、こののなかで著者が紹介されていた、画家の横尾忠則さんのデザイナー時代の「おはぎ」というエピソードです。 日デザインセンターでのぼくの暴力沙汰はもう一つ

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  • 「作文が大嫌いになった児童の話」について - いつか電池がきれるまで

    つらいことから書いてみようか名コラムニストが小学校5年生に語った文章の心得 作者: 近藤勝重出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/06/26メディア: 単行この商品を含むブログを見るつらいことから書いてみようか 名コラムニストが小学5年生に語った文章の心得 作者: 近藤勝重出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/09/19メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る この『つらいことから書いてみようか』というの冒頭に、こんな話が書かれていました。 はじめに作文が大嫌いになった児童の話をしておきたいと思います。 児童といっても、僕の後輩のAさんが小学五年生の頃、国語の時間に体験したことです。 その日の国語は作文でした。先生は「何か良い行いとしたことを書いてください」と言いながら、黒板に「善行」と書きました。 Aさんは風呂に入った後、洗面用具をきちんと片づけて出たとこ

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    k_yamori 2014/12/13
  • 「なんとなく学校に行きたくない人」たちの9月1日 - いつか電池がきれるまで

    新学期スタートの朝。小雨。 息子は「幼稚園行きたくない〜」とゴネまくっていました。 僕は息子に「幼稚園楽しいよ!友達もいるし!先生も待ってるよ!」と、強力に「幼稚園推し」してみたわけですが、息子は「幼稚園楽しくないよ〜」と、さんざん言ったあと、時間になったら、「行ってきまーす!」と、わりかし元気よく、幼稚園バスに乗せられて去っていきました、やれやれ。 その後、に「いやあ、幼稚園とか学校とかさ、基的に行きたくないよね。めんどくさいしさ。なんか気持ちはわかるんだけどねえ」と言ったところ、「えっ?」と怪訝な顔をされたんですよ。 「私は学校とかに行きたくないって、思ったことないけど。あなただけなんじゃない? あの子はきっと、あなたに似たんだよ」とのこと。 「学校行くのが当然で、行きたくないなんて、考えたこともない。そもそも、学校に行きたくないのは、家におもちゃとかゲームとか、遊べるものがたくさ

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    k_yamori 2014/09/02
  • 「素直に承諾したものが損をする」というシステムへの疑問 - いつか電池がきれるまで

    先週の『怒り新党』で、こんな投稿が紹介されていました(記憶に基づいて書いているので、ディテールは違っていると思います。ご容赦を) わたしは、家電量販店などの「店員さんと交渉すると安くなるシステム」が許せません。 あーだこーだと値引きを要求する人のほうが安く商品を買うことができ、何も言わずに店の言い値で買ってあげる善良な客は、表示価格で買って損をするというのは、おかしいと思います。 ああ、僕も「店員さんと価格交渉とかするのはめんどくさいし、それでも一応交渉はして、最初の条件提示くらいで引き下がってしまう」ので、この人の気持ち、わかります。 去年、車を買い替えたときも、「あんまりギリギリのところまで交渉して値引きさせようとして悪い印象を与えるよりは、『良い客』だというイメージを植え付けて、アフターサービスをしっかりしてもらったほうが良いのではないか」とか、自分に言い聞かせたりしていました。 ま

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    k_yamori 2014/07/02
  • 「野比のび太」受難の時代 - いつか電池がきれるまで

    先日、ある小学校の入試説明会に参加しました。 慶応幼稚舎みたいな超ブランド私立ではなく、地方のちょっとだけ偏差値高めの少人数学校。 ふうん、私立の小学校って、こんな感じなんだな、と校長先生の話を聴いていたのですが、ある説明のところで、ちょっと驚いてしまいました。 「保護者の方々も、お子さんの成績を知っておきたいでしょうけど、ふだんのテストの結果などは、なかなか見せてくれない、なんていう話も耳にします。でも、校なら安心です。保護者のみなさんにパスワードを発行し、学校のホームページから、自分のお子さんの成績を、いつでも、好きなときに見ることができるんです!」 そ、そうなんですか…… うーむ、親としては、たしかに「知りたい」し、「便利」なんだろうな、とは思う。 でも、僕自身が子どもだった頃のことを思い出してみると、「テストの答案を、いつ、どういうタイミングで親に見せるか」という駆け引きって、け

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    k_yamori 2014/06/25
    ゼミのテーマ発表に使える記事
  • 「大した努力をしなくても勝てる場所で、努力をしなさい」 - いつか電池がきれるまで

    参考リンク:サッカーで苛められていた。日本代表には早く負けてほしい - はてな村定点観測所 ああ、これはわかる。わかる自分が悲しい。 僕は学生時代を通じて、「運動音痴」として生きてきたので、ものすごく共感してしまいました。 いまだにみる「二大悪夢」は、「国家試験直前なのに、まったく勉強していない夢」と「体育の時間、球技で失敗する夢」です。 ほんと、体育の授業で「2人組をつくって」と言われたときに誰もパートナーが見つからないときとか、球技のときに「お前はボールに触るな」とか言われるのはひたすら悲しい。 そして、下手なんだけどプライドもあるので、スポーツ得意な人に「お前を活躍させてやるよ」なんて、上から目線(当時はこの言葉を知りませんでしたが)で「お膳立て」とかされたりすると、哀れまれている実感があって、やっぱりつらい。 正直、大人になってよかったなあ、と思うのは、お金の使い方をある程度自分の

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    k_yamori 2014/06/24
  • 「入学式」だけで、人間を「評価」することの虚しさ - いつか電池がきれるまで

    参考リンク(1):県立高教諭入学式欠席がわざわざ『問題』的に扱われることについて(BLOGOS) 参考リンク(2):りかいできないこと(BLOGOS) 埼玉の県立高校の先生が、自分の子どもの入学式に出席するために、担任のクラスの入学式を欠席した件、もう、話題としては、だいぶ下火になってきましたね。 僕も、さまざまな意見を読みましたが、なんかどうもしっくりこないな、と思いつつ、「店じまいの準備」をしていたのです。 そんなとき、参考リンク(1)の、元フジテレビアナウンサー・長谷川豊さんの文章を読みました。 そして、ああ、これはなんだか、納得できるな、と。 長谷川さんは、奥様の出産に立ち会うために、番組を休んだわけなのですが、長谷川さんをサポートしてくれた先輩アナウンサー、Kさんも、以前、奥様の出産に立ち会うために生番組を休み、テレビ局の内外から、大バッシングを受けたそうです。 無責任だ、と。

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    k_yamori 2014/04/25
  • 僕がいちばん苦手な「サービス」の話 - いつか電池がきれるまで

    昨夜、床屋に行った。 安いのと早く終わるのと夜までやっているのが売りの(その一方で「丁寧さ」は期待すべきではない)床屋をよく利用しているのだけれども、隣の席から、床屋のおばちゃんの大きな声が聞こえてきた。 「そう!○○に住んどるですか! うちからも近いですね! お仕事は何ばしおっとですか?」 ああ、あっちの人に当たらなくてよかった…… そもそも、ここは「そんな床屋」じゃないはずなのに。 ほんと、僕は床屋というやつが苦手なんですよ。 (こちらのエントリ参照) こういう「クイック系の床屋」を利用しているのも、とにかく、「あれこれ詮索されたり、世間話をするのが苦手」という理由が大きいのです。 こういうおばちゃんって、「おしゃべりするのがサービス」だと思いこんでいるから、困ってしまう。 とはいえ、「黙っていてください」とか言ってきまずい空気になるのもイヤだし。 結局、話を合わせて愛想笑いとかして、

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    k_yamori 2014/01/08
  • 「舌打ちくらい、いいんじゃない?」 - いつか電池がきれるまで

    参考リンク(1):子供が車内で騒いでいたら 舌打ちぐらいはしてもいい? - Togetterまとめ 「歴史は繰り返すものだよなあ」などと思いながら、これを読んでいました。 1年ちょっと前には、こんな「炎上騒動」があったんですよね。 参考リンク(2):さかもと未明女史、飛行機中で赤ちゃんに泣かれて逮捕寸前のクレームを起こす(やまもといちろうBLOG) ちなみに、そのさらに2年前には、こんな騒動もあって。 参考リンク(3):「子供がうるさいので電車降りてくれませんか」(琥珀色の戯言) 僕自身の現時点での考えは「一般化するのは困難かもしれないが、睡眠薬の使用もひとつの選択肢として、議論しても良いのではないか」というものです。 もちろん、リスクが無いわけではありませんが、それを言うなら、酔い止めの薬とかにだって、それなりのリスクはあるわけですし。 こんな世の中だと、もしかしたら、薬を使うことを避け

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    k_yamori 2014/01/06
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