金沢市は25日、能登半島地震で建物に被害を受けた「金沢21世紀美術館」を2027年度に長期休館する方針を明らかにした。被災箇所の修復に加え、経年劣化した設備などの大規模な修繕工事を実施するため。設計にかかる費用を25年度当初予算案に計上した。 【写真】金沢21世紀美術館の作品「スイミング・プール」 市によると、04年の開業から20年以上が経過し、空調や電気などの設備更新が必要となっている。24年1月の能登半島地震では、展示エリアの一部で天井のガラス板が剥がれる被害が発生した。 修繕工事の開始時期は未定だが、市は設備入れ替えなど大がかりな作業を予定している27年5月~28年3月ごろの休館を決めた。
