プログラムのソースファイルに文字を記すときに、キーボードから入力できなかったりフォントがなかったりといった理由で、Unicodeの符号位置を使って記したいことがあります。最近の言語では似た形式でそうしたUnicodeエスケープを記述できますが、微妙に違いがあります。ここではJavaとPython, Rubyを比べてみます。 JavaのUnicodeエスケープ Javaではバックスラッシュ(\)とアルファベットのuに続けて4桁の16進数でUnicode符号位置を記します。 例えば、\u4e00 とすれば漢字の「一」を記したのと全く同じことになります。 JavaのUnicodeエスケープはコンパイルの初期段階で処理されるものなので、文字列リテラルの中で改行を意味する \n 等とは扱いが異なることに注意が必要です。このことは『プログラマのための文字コード技術入門』第7章に記しました。 '\u'