餡」を使った和菓子は日本独自の文化ですが、「羊羹」は大陸生まれの汁物であること、皆様はご存知でしょうか?とても興味深い言い伝えが、羊羹にはあります。 羊羹 羊羹(ようかん)の「羊」と「羹」の意味 日本にて独自文化となった羊羹 初期の羊羹 17世紀以降の羊羹 江戸時代の羊羹 玉羊羹の登場 羊羹に含まれている主な成分 水羊羹とようかんの違い 羊羹のカロリーは高いの? オススメの食べる時間 食べる時の飲み物 羊羹 「羊羹」の「羹」は訓読みで「あつもの」と読み、とろみのある汁物を指します。中国では「羊羹」という言葉は羊の肉やゼラチンを使ったスープ(料理)のことを示します。 日本には、鎌倉から室町時代に中国に留学した禅僧によって「点心(てんしん)」(食事と食事の間に食べる小食、間食です。)の一つとしてもたらされていました。しかし、禅僧は肉食が禁じられていたため、小豆や小麦粉、葛粉などの植物性の材料を