衝撃的なデビューを飾ったトニー谷 毒舌の流れを引き継いだ大橋巨泉 「あだ名芸」で再浮上した有吉 テレビ番組の司会者は、ある意味で時代の顔と言える。より多くの視聴者の心をつかみ、ガス抜きの役割を担い、程よい笑いを交えながら進行する業は並大抵ではない。とくにコンプライアンスの厳しい時代になってからは、司会を担える人間はごく限られている。そのなか、活躍しているのが“毒舌”でブレークした有吉弘行(45)だ。現在、地上波だけでも9本の番組で司会を務め、長く君臨し続けている。なぜ彼はそこまで求められるのか。過去の名司会者の系譜をたどりながら、その違いと共通点に迫る。(ライター・鈴木旭) 衝撃的なデビューを飾ったトニー谷 司会者でありながら、お茶の間に爆笑を呼び起こした第一人者と言えばトニー谷だ。もともと劇場で演出助手をしていたが、進駐軍相手の慰問芸能団編成にかかわって芸能人とのコネをつくり、その後は司
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